2012年10月6日土曜日

喫茶去 /人間の12の真実を越えるパーソナルマネジメント力



パーソナルマネジメント力は、あなた個人、あるいはあなたのチームの夢、目的を実現する能力です。目的を明確にし時間管理のスキルを身につけて、行動を続けて自分のアプロチを改善しながら目的を達成します。ところがこの意識的な力を発揮させない闇の力が自分に潜んでいます。そのために思うように進まないという不条理と人生の大半を使ってしまいます。ここでは闇の力をくじく在り方について考えてみます。


喫茶去・・・・・「きっさこ」と読みます。一杯のお茶をいただくときにも無心になって喫するという意味です。一瞬の積み重ねが人生になります。私たちは日常をありきたりと位置づけイベントに刺激を求めますが、実際は淡々とした日常にこそ、もっとも刺激的なテーマが潜んでいて、その解決こそ「大事」なのです。イベントに胸躍らせ、走り回っていることは自分で不満と未解決を生み出して、一生の大事からどんどん遠のいているようなものなのです。
人間の幸福とはなにか、アサーティブ権でも分かるように人によって違ってよいのですが、究極の幸福は「なれる最高の自分になる」に行き着きます。つまり最大のイベントは「なれる最高の自分になる」であるといっても過言ではありません。
知識レベルで、アサーション、アサーティブ、アサーティブネスが認識されるのとは裏腹に、情報化がどんどん進むにつれ、人間が記号化される傾向が強まっています。どんどんアサーション権が疎かにされていて、ストレスが増える傾向にあります。

たとえばランキングが大流行りです。いったいどんな根拠があるのか、基準さえ分からないままにランキングがマスメディアに登場します。数字で判断することは大切ですが、科学的であってこそ意味があるのと、数字に隠れた背景を読み取る技術も必要です。
政治はその最たる事例で、支持率に振り回され、数字を恐れて機能不全に陥っています。このような動きはアサーションな活動とは反対のポジションにあります。

人は記号ではありません。
つまり成功の意味は人によって違います。WINは人によって違うのです。個人が自分の地位、立場、財力などと関係なく、物事を成し遂げる能力を発揮するには、 成功の意味が明確でなければなりません。物事を成し遂げる能力つまりパーソナルマネジメント力は 難しい状況に直面しても、力強い行動を取り続ける能力であり、成功者の何よりもの共通点です。それを証明する意味でも、人間に関する12の真実に目を向けて見ましょう。

人間に関する12の真実

・誰もが最も必要としているのは、「受け入れられる」ことだ。


・誰もが最も恐れているのは、「拒絶される」ことで、そこから生じる「見捨てられ感」に恐怖心を持っている。


・誰にでも「外面」と「内面」がある。


・人を動かす、心を動かすには、まず存在と価値観を認めることだ。


・相手の自尊心を傷つけるようなことをして互いに得になることはない。


・自分に好意を持っている人に好感を持つ、信じて頼る。


・誰でも直近から、かなり先の未来まで、未来全般に対して「自分はどうなるのか?」という不安を持っている。


・だから変化を好まないのが一般的だ。


・誰でも自分にとって大事な個人的を考え、話したがる。
・一般的な人の特長として、自分が理解できることだけを傾聴し受け入れることができる。
・人は一般的に合理性を追求しているにもかかわらず、はっきりした理由がなかったり、論理的な説明が出来ないことを考えたり、行動する。


・実にくだらないと思える人間はすべての層に存在している。
こういういった特徴から、はっきり伺えることは、人間は合理的な生き物でないということです。「外面」に隠された「内面」があり、日常的に行われている交渉で見せる合理的な要求の向こう側に、非合理な人間性が隠れています。

正しいとか、理屈だけでは解決できないことが少なくないのは、表面化した要求(なにをどうしたいのか)以外に隠された要求、つまり感情(なぜ、そうしたいのか)が潜んでいるからです。
「なぜ?」の向こう側にある切実の中心である「自分は価値ある者と思いたい」に応えること、どんな場面でも感情を否定しないことがとても大事なのです。
相手が誰であろうと、この事実を無視して感情を否定することは、交渉を断絶することとほぼ同義語なのです。実際は事態はもっと深刻で、交渉の入り口で失敗することも起こり得ます。

WIN-WINを実現するために、人間の真実を大切にすることが、じぶん力、人間関係力を強化する前提条件だと意識しましょう。
人間関係力とは、実は自分自身とコミュニケーションするときにも必要なスキルです。人は他人のことは分かりますが、自分のことは分からないもの。しかし自分も人間ですから、自分もまた 人間に関する12の真実を抱えている弱い者なのです。それを常に意識して自己管理することがパーソナルマネジメント力を拡張させていく基本なのです。
パーソナルマネジメント力を拡張するには、具体的な目標に向かせることが必要になります。人は誰でも意識を行動に変換しない限り、なにも起こりません。行動こそがすべてなのです。しかし人生は時間といっても過言ではありません。つまり限られた時間のなか必要な行動をするのです。
自分の目的を明確にし時間管理のスキルを身につけて、行動を続けて自分のアプロチを改善しながら目的の達成に向かっていくのです。人間に関する12の真実を越えて自分の真実を創造するのです。それが「なれる最高の自分になる」ということであり、そのプロセスは結果の違いをもたらす行動の違いの発見と実行なのです。 


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