成長のニーズと貢献のニーズ。この2つの感情はリーダーに欠かせません。2つの感情は「 アイデンティティの世界」への入口です。
思い出してください。結果に至るプロセスは次のようになっています。結果が変わるのは行動が変わるからです。しかしほとんどの人は行動を変えることができません。 無意識の選択の基準つまり人生シナリオに支配されているからです。
無意識の選択の基準(シナリオ)▶選択が変わる▶行動が変わる▶結果が変わる
無意識の選択の基準を変えると必然で、その後のプロセスが変わります。変われば変わります。
リーダーは目的と役割の世界に生きています。あなたがリーダーの仲間入りすれば目的と役割の世界に生きていきます。もうフォロワーのように楽とか簡単とかで選択しなくなります。もし楽とか簡単とかで選択すればフォロワーに逆戻りします。それをあなたは許さなくなるでしょう。そうすると目的と役割の世界に生きたいと思います。
たとえば管理職になった人は、ずっと管理職でいたいと思います。平社員になりたいと思う事は稀です。なぜでしょう?管理職になることで、感情のニーズが変わるからです。
- 成長のニーズ
- 貢献のニーズ
- 自由のニーズ
- 自分様のニーズ
- 愛のニーズ
- 安全のニーズ
問題は管理職になることで、感情のニーズが変わったとしても、成長のニーズと愛のニーズが優先順位でトップ、2番目にあるとしたら、リーダーとしては不足があります。真のリーダーになるには成長のニーズと貢献のニーズが1、2位に揃っている必要があります。
自分の自然な感情を変えることが出来るのかと不思議に思うかも知れません。でもなりたい自分、つまりアイデンティティが決まって意識すれば変える事ができます。なぜなら現在の優先させる感情は人生シナリオから生まれた無意識の選択の基準にふさわしい感情のニーズだからです。これを変えない限り人生シナリオは永遠に変えることができないのです。
自分の自然な感情を変えることが出来るのかと不思議に思うかも知れません。でもなりたい自分、つまりアイデンティティが決まって意識すれば変える事ができます。なぜなら現在の優先させる感情は人生シナリオから生まれた無意識の選択の基準にふさわしい感情のニーズだからです。これを変えない限り人生シナリオは永遠に変えることができないのです。
自分の感情の優先順位を整理して、自分のポジションを定めることが重要なのです。それを曖昧にすると、ずっと曖昧な管理者のままです。肩書きは管理者(マネジャー)であってもリーダーにはなれません。
リーダーでないマネジャーなのです。あるいはリーダーのふりをしたワーカーなのです。
そういう人は少なくありません。その証拠に書店には売れる簡単な本が中心です。リーダー向けの本は売れないから置かないのです。リーダーは少ないからです。
渡邊美樹氏は難解なコトラーの本を100回以上読んだといいます。読んでも読んでも分からないからです。そうして類希なリーダーになりました。リーダー向けの本は売れません。ほとんどはフォロワーだから簡単な本ばかりが売れるのです。
楽とか簡単で幸福な人生は得られません。困難があっても乗り越える大人が増えたら日本はもっと良い国になることでしょう。人生は選択の連続です。なりたいあなたにふさわしい選択をしないでいたら、なりたいあなたにはなれません。孫正義氏の選択とあなたの選択が違うから、現在があるのです。
プログラムがまるで違うのは、選択の違いの連続の結果なのです。このシンプルな違いに妙な解釈を混ぜずに素朴に考えてみてください。どうしたらいいのか分かるはずです、そのヒントを禅の言葉「風吹不動天辺月」にこめてお伝えさせていただきました。
禅の言葉「風吹不動天辺月」・・・「かぜふけどもどうぜずてんぺんのつき」と読みます。どんなに風が吹いても月は雲のように流されることはないという意味です。つまり「これは自分が選んだ道、誰が何と言おうと、この道を行く」そのように自身で決めた瞬間に、人生は一瞬にして変わり、天職になります。命を守る生き方から命を使う生き方に変わるのです。つまり使命ができ、使命の道が開きます。
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