2012年11月15日木曜日

枯木裏龍吟/目的・目標で自分を牽引する




禅語「枯木裏龍吟」・・・・「こぼくのりゅうきん」枯れ木であっても強い風に煽られると龍のような鳴き声を出すと言う意味です。つまり役に立ちそうに見える枯れ木も、強い風で、動物を震え上がらせる力を発揮します。この風の役目をしているのがリーダーシップであり、吹くという行為がコミュニケーションの力です。それによって無駄と思える人はひとりもいなくなる。全ての人が力を発揮できると考えられます。リーダーシップも、コミュニケーション力もすべての人の内側に宿っています。その力を発揮するには、自身のなかに風を吹かせる必要があります。それが目的・目標を持つことなのです。

人生とはバランスをとることではありません。幸福な成功とは、感情的に、社会的に、精神的に、知的に、財政的に、成長を続けながら、 健康に、あなたにもっともふさわしいやり方で社会とコミュニケーションを撮り続けながら、役に立つことで、なれる最高の自分になることです。なるほど、こういうとバランスをとっているように聞こえるかも知れませんが、そうではありません。ひとつのことに集中する結果、因果関係から必然でバランスがとれるということです。

バランスをとるとは、ひとつのことに集中するより、 あれもこれもやりたいと逃げ道をいくつも用意しておき、あれもこれもほどほどにやろうとする意味です。あなたが電化製品を販売しているなら、電化製品を使う人を喜ばせることに熱心になるより、 生活費を稼ぐ手段の仕事と割り切って電化製品を売ることを選ぶという意味です。なにごともほどほどにやればいいという考え方に基づくやり方で、社会とのコミットメントは他の機会に発見すればいいというやり方です。

つまり バランスをとるとは 、目標があると人生を束縛され、自由でなくなると考えている人にふさわしいやり方です。なるほどこのやり方を選べば挫折はないでしょう。但し情熱も、粘り強さも、心からやりたいことも、確固たる目標もないので、幸福な成功もありません。幸福な成功とは自分の価値観、つまり感情のニーズに合っていないとたどり着かないのです。あなたに忠実で、本心で成し遂げたいと思っていないといけないのです。でなければ緊張感から逃げ出そうとするでしょう。そうすると絶えず意識は他のことに向けられ人生を無駄に過ごしてしまいます。

磁力のある目的と目標。磁力とはあなたの価値観から生まれる本心なのです。本心がどこにあろうが儲けたらいいというのなら、あなたも周囲の人も、それを成功と認識するかも知れませんが、なれる最高の自分に遠いため、幸福にはなれません。感情のニーズを知ることが出発点なのです。

  • 成長のニーズ
  • 貢献のニーズ
  • 自由のニーズ
  • 自分様のニーズ
  • 愛のニーズ
  • 安全のニーズ

あなたが求める感情が分からないなら、何度も自問自答すればいいでしょう。それでも安全や愛のニーズに留まるなら、それでもいいでしょう。それを満たすようにしましょう。満たされたら成長や貢献のニーズに目が向くかも知れません。あるいは数値目標を達成するために、成長や貢献が必要になるかも知れません。それからでも遅くはありませんが、計画した時点で予測される問題点をピックアップして、その解決策を見当すれば、成長や貢献の必要が分かるかも知れません。成長や貢献は目的や目標であると同時に問題を解決する方法でもあるからです。つまりひとつのことに集中する結果、因果関係の必然で必要となるものでもあるからです。

リーダーシップはあればいいものではなく、なければどうにもならないものになるからです。リーダーシップは、あらゆる障害を乗り越える 究極の力になるものです。 リーダーシップは、コミュニケーションの質を改善する力で、コミュニケーションは力なのです。コミュニケーションは他者との関係で必要と思われがちですが、なにより自分の本心とアクセスする上で重要なツールなのです。

心の声を確実に聞き取り、現実に反映する力に他なりません。その手順はシンプルです。心の声を目標に置き換え、つまり磁力にして、行動すること。さらに行動が目標に近づいているのか、遠のいているのか、状況判断をして、柔軟に調整することです。つまりPDCAを回す力ですが、 心の声を確実に聞き取っていることが重要なのです。コミュニケーション力が弱いと、それができないため、行動量も行動力も乏しくなってしまいます。これを乏しくなる前に活気づけ、乏しくなると、さらに活気づけることができる力、それがリーダーシップです。


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