2013年1月31日木曜日

マネジメントと アドミニストレーション





マンパワーの生涯設計で身につける重要なスキルがマネジメントと アドミニストレーションです。

スペシャリストが取り組む技術の総称が、マネジメントです。マネジメントの意味は「管理」と翻訳されていますが、このためマネジメントの本質を見誤り、誤解が起こる原因になっています。

マネジメントとは、正しく言えば数値責任を果たすことです。

マネジメントとは、目標数値を何が何でも確保するための、あらゆる努力を意味しています。言い換えると、目標数値を獲得するためにシステムを作れる、あるいは修正できるということです。

システムが作れるとは、その人物が担当していなくても、ひとりでにそうなってしまうという決まりを決める、あるいは決まりを改訂することによって確保できると言う意味です。

だから「おれが担当していたときにはうまくいったけれども、おれがやめてからはダメになった」という言い方は、この場合、マネジメント能力がなかったというふうにしか解釈されません。それを知らずに過去はどうだったと吹聴する人がいますが、分かっている人にしたら、「自分の能力不足を宣伝して歩いている」としか映らないのです。

マネジメントと併せて誤解されやすい言葉が アドミニストレーション (administration)です。 一般の株式会社では取締役と、その直接の補佐役であるスタッフに必要な技術です。5年後あるいは10年後にどうなるかを想定しながら判断のできる改善策と改革案がつくれること、第二に会社全体としての効果が予測できること、さらに重大な意思決定のできることの3つを含んでいる戦略立案技術のことです。

マネジメントが直近の数値目標を達成する技術。一方 アドミニストレーションは将来への対策ができるということなのです。

この2つを身につけた状態で50歳代を迎えることが、マンパワーの生涯設計で重要なのです。

尚、最近ではドミニストレーションのことを社会福祉援助を合理的、効率的に進めるための方法。と解釈されているようですが、介護事業に限定したことではありません。



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