2014年8月2日土曜日

【会社を潰さない社長の仕事】明確な目的を持ち、チーム全員に行く方向(目標)を鮮明に示す



明確な目的を持ち、
チーム全員に行く方向(目標)を鮮明に示すこと。
明確な目的とは「大義」をもとにしたものです。経営理念とも呼ばれます。

数ある店のなかから選んでいただくためには理由が必要です。理由がないと安く売るしかありません。もちろん「安く売って生活者を楽にさせてあげたい」という大義もあります。理由がないから安く売るのか、大義に従って安く売るのかでは、仕事の進め方が全然変わります。

モノもサービスも溢れる時代に自社をブランドにする。
つまり「あなたの店を選ぶ理由があるんです」と顧客に言わせるには理由がなければならりません。
そういうと「ごもっとも」と答える人が大半で、「行動にしない人」がほとんどです。つまりこの時点で利益は大幅に減る。顧客が語る理由こそが利益の根源なのにです。ほどほどにして利益を出したいという特別な願いは通用しないのです。

この世界に特別な人もいないし、特別なことはありません。当たり前のことをするしかありません。つまり行動しないことはなにもないに等しい。

たとえば「人の心に栄養を与えるのが仕事」という明確な目的があれば、すべての行動基準が社内外で定まります。

「人の心に栄養を与えるセレクトショップ」
「人の心に栄養を与える保険会社」
「人の心に栄養を与えるくるまやさん」
「取引先で働く人の心に栄養を与える会社」
「営業所で働く人の心に栄養を与える本社」
・・・・というように簡単に基準が決まる。

大事なことは会社に籍を置くすべての人々が、それを知っていて実行しているかどうかです。ステークホルダー(利害関係者)全員に実行しているか、その繋ぎツールにクレドがあり、先に人が集まってくる好感度の高い「働きがいのある会社」があります。

SNSを駆使すれば無料で告知は広がり、働き手に届きます。すべての働き手は顧客でもあり、信頼感が築かれていくと、働き手からも顧客からも「あなたの店を選ぶ理由があるんです」と言っていただける基礎が誕生します。
その力は目先の販促より強くコストは無に近く、他社とのキャッシュフローの差になります。

それだけではありません。
そのプロセスをビジネスに広げることもできます。求めている人がたくさんいるからです。それは差別化になり、付加価値として利益になります。本業になるかも知れません。大義が判断基準になります。
「ははは〜それは理想だね」「理想であってどうして悪いのでしょう?」

どんどん手にしているものを活用するか、逆に自ら無意識の内に目の前の持てるはずの資源を捨てて”ないもの探し”をするか。
それがこの「大義」をもとにした目的を持つことにあります。見ることではありません。ご存知であるように、「見る」と「持つ」の意味は全く違います。

時代はすでに変わりました。進行中ではありません。変わった後に次のステージがどんどん進行しているのです。

自分から求めていくのが常識の時代に、見ているだけでは変化は起こりません。
どこかで聞いた話ではなく、まず自分の手に持つことから始めましょう。

手に持てば、全員が持てるように目標にします。つまり数値にして表現します。数値目標を掲げたら、そこから逆算して今日なにをするべきかを具体的にして共有します。

googleドライブを使えばいますぐ共有できます。


会社を育てなおすSTEP.1

明確な大義を持ち、大義を実現するために

チーム全員の力を借ります。
みんなが力を発揮できるように、チーム全員に行く方向(目標)を鮮明に示すことから始めます。

社長が思っているほど、誰も知ってもいないし、分かっていないのが現実だからです。




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