2013年2月5日火曜日

少水常流如穿石/リーダーシップが試されているとき



もし、いま現在、数値目標を達成できるプランが立てられない管理者が多い会社であるとしたら、管理者にある人は懸命になって一刻も早く、目標に対して、その達成について具体的なプランニングができるように人を育てるように取り組むべきです。

1年12ヶ月、53週あれば、相応に力はつきます。毎週、1週間のプランニングに取り組むことは飛躍的な学習を生みます。1年間を運任せで過ごすのとは雲泥の差があります。これを10年つまり530回体験するのと、そうでないのでは結果は明らかです。

さてここでリーダーシップの問題が起こります。
中小企業、特に零細の場合、このような仕組みがないのが普通です。そこでスペシャリストに該当する人は、会社に仕組みがないことを問題にします。会社に責任転嫁(必ずしも転嫁とは言えませんが)することは簡単です。それはリーダーシップのなさを自ら宣言しているのと同じです。

真にリーダーシップがあれば、自己啓発によって、この問題に気づき、会社が用意してくれないとできないということではなく自ら行動することを厭いません。問題解決の上でもっとも合理的だからです。

先輩、最後に上司、さらに経営トップからも一目置かれる状態になるときにリーダーシップは本来のものになります。リーダーシップとは上から目線で指示命令することではありません。自己啓発によって誰もが気がつかない重要な問題を解決し、あるいは取り組み敬われることです。「この件は君にまかせるよ」と上司や経営トップが脱帽する状況を指していることを忘れないでいただきたいのです。

少水常流如穿石」(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)とは、些細な水でも絶え間なく流れていることでやがて尖った石でも丸くしてしまい、穴もあけてしまうことです。

あなたの自己啓発、リーダーシップが試されているのです。


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