歩歩是道場
「歩歩是道場(ほぼこれどうじょう)」という禅語があります。どこにいても道場、なにをしていても修行という意味です。どこにいても、なにをしていても、始まりがあり、プロセスがあり、結果があります。それが道場になり、修行になるのは、反省があるからです。
反省とは謝罪ではありません。結果に学ぶことです。結果に学ぶとは学びの入り口が結果であり、学んでいくとプロセスのなかに学びの宝庫があることに気づきます。
PDCA分析&対策プランニングシートの使い方
PDCAに苦慮している人に「PDCA分析&対策プランニングシート」は大変喜ばれます。PDCAを気にしていない人に見せても猫に小判の表情なのは残念です。PDCAを気にしていない人とは「やる気がある」と言葉にしても実際には「やる気のない人」です。「やる気のない人」とは、やりたい気持ちはあっても行動がついていかない人という意味です。
つまりP(Plan)はあるけど、D(Do)→C(Check)→A(Action) をしない人です。P(Plan)は「やりたい」という絵に描いた餅ではなく、食べられる餅の作り方を具体的にしたものです。食べられる餅の作り方を具体的にしたものが「PDCA分析&対策プランニングシート」です。
だから本気で食べようとしている人には「PDCA分析&対策プランニングシート」には喜ばれます。このシート一枚を説明もなく見せただけで、請求もしていないのに100万円を「安いものです」と言って支払ってくださった方もいました。見ただけですんなり理解ができたのは日頃から考えていらっしゃったことが腑に落ちたからです。
PDCA がうまく回せないのは、「PDCA分析&対策プランニングシート」に挙げた点がP(Plan)に織り込まれていないからです。つまりP(Plan)ができないのに、D(Do)→C(Check)→A(Action) ができるはずがないからです。良いP(Plan)を策定するにはキャリアが必要と言われるのはこのためです。ですから読み書きができて素直で謙虚であれば誰でも優れた計画策定ができて、優れた結果が出せます。
「P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action) は難しい」という人は、P(Plan)を作るコツが分かっていない人です。
P(Plan)を作るコツがここにご用意している「PDCA分析&対策プランニングシート」です。計画するのも、分析するのも、対策するのも、この一枚でできます。
精度の高いP(Plan)が作れないのも、PDCA がうまく回せないのも、対象課題だけが、P(Plan)になっているからです。
P(Plan)には、「PDCA分析&対策プランニングシート」にある対象課題以外のことが織り込まれていないとP(Plan)にはならないのです。
P(Plan)には、「PDCA分析&対策プランニングシート」にある対象課題以外のことが織り込まれていないとP(Plan)にはならないのです。
もっともひどい、P(Plan)の例は対象課題だけが分かっていて、あとは「死に物狂いでがんばります。エイ・エイ・オー!」と感情的に気合いを入れているケースです。このようなことを未だに平気でやっているマネジャーがいます。
このタイプの人は成長しません。いくら繰り返しても反省が織り込まれないからです。反省のことが、C(Check)→A(Action)なのです。
反省とは、謝罪することではありません。反省とは結果から学ぶことです。C(Check)→A(Action)のことが結果から学ぶことです。結果は終わったことなので「どう仕様もない」ことですが、P(Plan=計画)は結果から反省をして策定した「仕様書」なのです。「どう仕様もある」ことに変わったのです。
考えてみてください。毎日の小さな目標が達成できない人が大きなプロジェクトの計画が策定できると思いますか?
毎日の小さな目標を達成するには、精度の高い「PDCA分析&対策プランニングシート」がつまり効果的なP(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action) が毎日できなければ無理なのです。
毎日「対象課題」だけがあって、以外のことは気にしていない計画だけがあり反省がない日々を過ごしている人。あるいは気にしても曖昧または感情的という人では、何度失敗を繰り返しても失敗を成功の母にすることはできません。やる気があっても素直で謙虚な人でなければPDCA をうまく回せないのです。やる気とは素直で謙虚であることなのです。
失敗だけではありません。うまくいったときの結果にも学ぶようにします。運だけでうまくいった場合もあります。それを実力と思わないようにするには、結果にかかわらず謙虚に向き合う習慣が必要です。いずれにしても「結果から学ぶ」習慣がとっても大切なのです。
ところが結果から学べない人がいます。結果を受け入れられない人です。運が良くてうまくいっただけなのに、自分の力のせいだと解釈して有頂天になり、悪い結果の場合には、他人のせい、環境のせい、状況のせいにして不機嫌になる感情的な人たちです。この種の人は結果から学べない主体的でない人です。感情に支配されているので結果(現実)から学べないのです。
現実を等身大でみることを怖がっている人です。自分のせいだと考えると怖くなるので現実が見られない人です。このような個人的な問題を仕事の場に持ち込むことはセオリー違反です。しかしこの種の問題も「PDCA分析&対策プランニングシート」は解決します。P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)には自分を育てなおす力があるからです。
すべてのチャレンジのマネジメントがPDCAです。P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)は毎日繰り返されます。つまり経験を通して「自分の哲学」「自分の在り方」「自分の人生」を創ってくれるのです。
なぜうまくいったのか?なぜうまくいかなかったのか?の両方を常に分析、対策する習慣が未来の自分、未来の会社を創っているのです。
PDCA分析&対策プランニングシート
PDCA分析&対策プランニングシート
対象課題
何をいつまでにどうしたいのか
問題領域
どこが危険なのか
予想される問題
問題領域にどんな問題が起こりそうか
発生確率はどの程度か
問題発生による影響
どんな影響があるのか
影響はどの程度か
原因の想定
何故、そんな問題が起きるのか
予防対策
問題が起こらないようにするにはどうすればよいのか
問題発生時の対策
もし、問題発生時はどうしたらいいのか
影響を最小限にする対策は考えられるか
最終実施計画の策定
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