諸行無常(しょぎょうむじょう)
諸行無常〜この世のありとあらゆるものは常に移ろいでいます。一瞬たりとも留まっていることはありません。私たちは変化のなかに変化とともに生きています。それを受け入れることができないのが人間というものです。すべてを受け入れるようになるには、素直に生きるしかありません。
坂道を登っていきます。道は曲がりくねっていても、いまここに集中していれば、曲がっているとは思いません。犬は与えられた環境を受けいれて、ひたすら登っていくだけですが、人間は曲がっている、下っている、上っているとアレコレ考えて、ツラい、厳しい、疲れると考えてしまいます。
PDCAとは、あれこれ策を用いるように思えますが、そう思うのもフォーカスの仕方であって、逆に変化とともに生きていると考えれば、変化させるのは自然なことではないでしょうか?ひらすら一本の道を道なりに黙々と歩いている犬のように思えばPDCAはごく自然な行為だと言えるのです。
PDCAは子どもでも使っています。それを大学も出て社会経験豊富な管理者が難しいというのはなぜでしょう。
やったりやらなかったり習慣がないのが問題なのです。PDCAは時系列でやらないと効果がありません。
管理者であれば忙しいのが当然です。あれもこれも課題も多岐に及ぶので習慣化するのが難しいだけです。
解決策は簡単です。PDCAを考えて報告する担当者を任命すればいいのです。
管理者育成と同時にPDCAを回す時間の両方が確保できるのはもちろん目標をシェアできます。
間違ったやり方をコツコツとやり続けないでください。見せかけのやる気が充満していると間違ったやり方をコツコツとやり続けていることが見えなくなります。
成功と失敗には、その違いをもたらす違いがあることを忘れず「違い」を実行することです。PDCAはそのゴールデンルールです。
PDCAを回しやすい単位があります。
業務内容によりますので一概に決めつけはできませんが、ほとんどの場合、現場では1週間を最重要な単位としますが、1日が達成できない状態で1週間は達成できるはずがないので、時間単位と1日に重きを置きます。可能な限りコンパクトにします。
1週間を最重要な目標としているのは、天候その他自分たちの手ではどうにもならない問題が生じるからです。日々の凸凹を1週間単位で調整するのです。過不足は小さいほど調整しやすいからです。
後方の支援チームも同じですが、1週間に重きを置きます。こちらもコンパクトなほどマネジメントしやすいのは言うまでもありません。注意すべきは、指示命令が強すぎると現場は指示待ち集団になるので、自律できるように
育てる配慮が必要です。
予測を立て、危機に注目しますが、
「このまま行くとどこに問題がでそうか」
「問題が起こるとどうなるか」
「起こる可能性は?」
「避けるにはどうすればいいのか」
「このまま行くとどこに問題がでそうか」
「問題が起こるとどうなるか」
「起こる可能性は?」
「避けるにはどうすればいいのか」
といったネガティブな面に注目するように、PDCA分析シートで、現場に対策と準備させるようにします。
感情的に叱ることは避けましょう。大事なことは「自律型マネジメント」を築き「全員経営」に導くことです。
それにはプロセスに関心を持ってあげることが大切です。結果を見て褒めるのでは、結果さえ良ければ誰でも良いというメッセージを送ってしまいます。結果とは行動の結果なので、行動という名のプロセスに目を向け、結果が芳しくなくても行動(プロセス)が間違っていないのなら褒めてあげるようにします。行動(プロセス)を褒めてあげる行為はその個人に注目しているからできることなので、信頼関係の礎になります。
PDCAは人生哲学になっていくという意味がお分かりいただけると思います。
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