面倒臭いことは他人にやってもらえ、
他人を使うから成功する
働きがいのある会社とは、
禅語に「結果自然成」があります。
「けっかじねんになる」と読みます。
意味は「やれるだけのことを精一杯やったら、あとは自然に果実が実るのを待てばいい」ということです。
多くの人が間違うのは、誰でもできるはずの「やれるだけ」の「やる」ことの手順を間違うからです。
そのためには、どうすれば他人が躍起になってがんばるか、を考えて実行することが欠かせません。
躍起になるか、いやいやするか、その違いはなんでしょう?
やりがい(働きがい)があるからです。
働きやすいということとは、全然違うことがわかっていただけると思います。
働きやすいから、躍起になることはありませんね。
やりがいは、どうして起こるのでしょう。
自分を認めてもらえる(肯定される)からです。
人の人間関係の仕方には4種類あります。
あるいは人の人間関係の構えには4種類あります。
- 自分はOK、あなたもOK。
- 自分はOK、あなたはNO。
- 自分はNO、あなたはOK。
- 自分はNO、あなたもNO。
このうち、「自分はOK、あなたもOK。」の構えをされている方は、少ないです。
そういう方に会うと分かりますが、とっても爽やかな関係が持てます。否定されないからです。
しかし、「自分はNO、あなたもNO。」の構えをしている人は、それが分かりません。自滅しているからです。はっきりいって、とっても面倒くさい人です。否定していないのに勝手に否定されていると思うからです。
では、どうして4種類の構えができるのでしょう。
主に成育期の体験による成育期の決断によります。
私たちは人生の決断は、青年期あるいは成人期に行われていると思いますが、実際には5歳までに行われているのです。
ほとんどの方がしている青年期あるいは成人期に行われている決断は、5歳までに行われた決断の強化と考えるのが正しいと言えます。
だから「わかっているけどできない」という決まり文句でもわかるように、成人して知識をもっても変わることが難しいのです。
だから面倒臭いことは他人にやってもらわないとうまくいかないのです。他人を使うから成功するのです。他人任せにするからうまくいくのです。
しかし、自分が面倒くさいように、やはり他人も面倒くさいのです。
しかし、自分が変わるのは至難の技ですが、他人を変えるのは、思うほど難しくないのです。ここを勘違いしないでほしいのですが、自分を肯定することは難しいですが、他人を肯定するのは簡単だということです。そう思いませんか?
だからよく言われるのが「(自分を他人と)比較しない」ことです。
「自分はこんなものだから、他人のお世話になって助けてもらおう」という姿勢が大事なのです。
そうすると「ありがとう」「ありがたい」「おかげさまです」という気持ちが高まります。そうなるとどうすれば、やりがい(働きがい)を感じてもらえるかを真剣に考えるようになります。
やりがいは苦労するから感じます。苦労しないことに「やりがい」は感じません。
しかし苦労が見えすぎていると、逃げ出します。
「これくらいならできるだろう」と感じさせることが大事なのです。
自分は他人まかせにするのだから、これくらいのことは、真剣に考えてください。
自分も他人も「これくらいなら」から始まるということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿