2016年2月23日火曜日

山色渓声古今無し〜あるがままに日本一、正直な会社になろう



自分が大好きな宇治黄檗山萬福寺の禅語です。

山色渓声古今無し

山の色も谷の声も古来変わらないの意味。
山々の姿も谷のせせらぎも全てありのままの姿であって、そのままが仏の姿でもあり、仏の声でもあると。ありのままでいいのです。飾らず嘘をつかず、ありのままの自分を受け入れるから本来の能力が戻ってきて、貢献できるようになり、勇気が戻ってきます。


人はみな、本来、自由で無邪気な子ども。これがありのままの姿です。
真剣になるから軽くなる、かるいに通じる言葉です。


日本一、正直な会社になろう(ガラス張りの会社になろう)

その他のお題
決めない決心をいますぐ放棄しろ
真面目な嘘つきをいますぐやめろ
いまのままでいいことなんかなにひとつない
いまのままでいいという決心を捨てろ
時間がない、金がない、物がない、一切の言い訳をするな
やり方はやればわかる、やらない者にやり方はわからない
PLANを作れ、つまり決めろ
失敗を恐れて決めないを選択するな
真剣になれば軽くなる
PLAN~DO~CHECK~ACTIONを高速回転させろ
P~D~C~Aの達人にはバカしかなれない
正直になると人が育つ


前回、負の円環構造を生み出しているのは「勇気の不足」であり、共同体に貢献ができるようになるので、勇気を出てきて能力が取り戻せるとお話しました。

それができれば、自分を受け入れることができるので、「働きがい」が起こり、仕組みが機能しているかマネジメントすれば、組織は自動操縦できるようになります。自動操縦できるようになると、その分、身軽になるので、いままで傾けていた労力を他のことに使えるようになるので、飛躍的に発展する軌道が目の前に見えてきます。
長いトンネルの向こうに光がさした状態になります。

では、今度はトンネルの向こう側から見てみましょう。

一番最初の課題は「勇気の不足」でした。
勇気が不足していると、なにが障害として立ちはだかるのでしょう。決められないから、指示待ちが習慣になります。習慣になっていると、「そこに問題がある」ことすら気づかなくなります。これは共同体の重大な障害になりますが、これが意図的に作られたとは誰も思わないのが最大最悪の障害になるということです。

決められないとは、マネジメントの生命線であるPDCAが回せなくなるということです。それでは誰が組織を動かすかというと最高責任者であるトップしかいなくなります。面倒なことは人に任せよう、任すからうまくいく、働きがいも生まれるという普遍的な課題は破綻してしまいます。この課題の破綻は組織の崩壊を意味します。マネジメントができない組織は破綻するしかありません。

決めない習慣はマネジメントの放棄です。決めなければ失敗はありません。しかしそれこそが最大の失敗だと前回の最後にお伝えした通りです。

なぜ、決めないのでしょう?決めない決心をしているからです。あなたは知らないかもしれないけど、それは鉄の壁のような決心です。この壁のおかげで、自分は失敗しません。しかしそれこそが最大の失敗なのです。
鉄の壁のような決心をするなら、やり遂げるという鉄の壁を作った方がいいと思いませんか?

ところがここにも大きなトリックが潜んでいます。願望だけを言うので、決めていないとは思わないですむトリックです。たとえば収益アップだとか、人が働きがいを感じる職場にしたいとかです。

願望はPLANではありません。決めたことでもありません。こうなればいいなと言っただけです。だから「願望」といいます。

決めるとはDOできるように詳細をPLANすることです。行為が起こらないPLANなどあり得ません。

行為(DO)が起こらないと誰にも貢献できません。会社にはステークホルダーが必ず存在します。この人たちの心を動かさないと貢献できません。誰からも、どこからも「ありがとう」の言葉を発することができません。

収益は願望ですが、結果にするには、行為(DO)が必要です。
願望にマッチした結果にするには、相応の行為(DO)が必要であり、そのために相応のPLANが必要です。

でも相応のPLANをつくるのは難しい。そんなこと誰でも知っています。だから世界中でPDCA、PDCAだと言ってるのです。あなたは世界を敵に回してでも、PLANもなしに成功させようというのか?宝くじだって熟練者はPLANを立てて買うのです。

もし、PLANがなければPDCAは機能させようがありません。漂流会社になってしまいます。

日本一、正直な会社になりましょう。

勇気が不足していること。
やり方がわからないこと。

この2つを嘘で覆い隠すのではなく、正直に認めましょう。
あなたがいますぐ認めないと、あなた同様に、あなた以上に、嘘で覆い隠している仲間を救うことはできないのです。負の円環構造がひとりひとりの胸に強固に宿り、組織に宿り、ステークホルダー、さらに地球を蝕みます。

「仲間を救う」これこそがあなたにできる最大の貢献です。

あなたは勇気が不足していることを隠すために、嘘という鉄仮面でできる限りの言い訳をまず自分に用意して、「やり遂げよう」という決心も「PLAN」という決心も、つまりマネジメントを放棄しているのです。「変わらない決心」を今日いますぐ放棄してください。
その証として、あなたがいますぐ決めるべきことを期限を切って決めましょう。


PLANを立てたらPDCAが高速回転しているか、マネジメントしてください。そのインターバルを決めてください。1週間より3日は高速です。3日より1日は高速です。1日より半日は高速です。そのインターバルは業務内容で適性が決まりますので、よく鑑みて決定してください。通信は高速を競っている時代です。負けないでください。

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