何が何でも目標を達成するのが<マネジメント>です。
<課題>を観察、検証、分析し、<解答>を導くために、フレームワークとして役に立つ主なものをいくつかご紹介します。
フレームワークとは額を使うという意味で、事象をどう見るか、額の中に入れて<観察、検証、分析>することです。事象に適正なフレームを使うことがポイントです。
- 事実・認識・行動の3段階
- 3Cモデル
- マーケティング・ミックスの4P
- サービスの5原則
- 5W!H
- 人口分布曲線
- 製品進化トライアングル
- イノベーター理論(採用者分布曲線)
- 事業優先順位のマトリックス
- SWHO
- 緊急度・重要度のマトリックス
- PPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
- エドワード・デ・ボノ博士の6つの帽子(水平思考)
- CTQ(シックスシグマ)
- 移動平均法
- Seven S
- 事業優先順位設定
どういった<フレームワーク>を使えばいいかは、事実によって変わります。
最適なフレームを使うには知識が必要だし、使いこなすには技術が必要ですが、いずれも量と質の経験を重ねることで強化されます。
最適なフレームを使うには知識が必要だし、使いこなすには技術が必要ですが、いずれも量と質の経験を重ねることで強化されます。
フレームワークのような、こういった知識、技術を使うことが偉いように思う方がいますが、そんなことはありません。
求める結果を出すことが目的なのに、使うことが目的化してしまうとおかしなことにあります。
重要なのは、答えを知ること、知っていることです。
答えを知っていると、目標に到達するためのプロセスを逆算でひねり出せます。
つまり道先案内人になれるのです。これがフレームワークを使う本質でフレームワークを使うことに価値があるわけではありません。
到達するためのプロセスを、<マイルストーン>つまり行程表にして描けることが重要なのです。
マイルストーンをステージにしてステージごとに集中力を発揮する行動をすることがすることが仕事の本体です。これが計画するということです。
答えが判らない場合には仮説を使います。仮説がないなら、仮説がなくて動けないより、間違った仮説でも使って前進した方が実りがあります。PDCAを使えばいいのです。前進して間違いだと気がついたらすぐに改めればいいこと、正解を見つけるためには朝令暮改は当たり前、大事なことはどのようにしても結果を出すことです。成功するために失敗はしていいのです。
しかし迅速にPDCAを使わないと失敗は失敗でしかなくなります。時間との戦いなのです。
もし、正解を見つける目的もなしに、失敗を繰り返す、朝令暮改を繰り返すとしたら、狂気でしかありません。
よく「頑張ります」と心意気、言い換えれば感情でぶつかろうとする方がいますが、答えも仮説もなしに、ただ目標に挑戦するというのはあまりにも拙い愚行です。感情は移ろうものです。感情で目標を設定してはいけません。
物事の仕組みが根本的に判っていないために、ルールがあることも判っていないです。必然的に空中分解しますが、合理的な反省すら出来ないのでカイゼンの糸口すらつかめないままになります。
物事の仕組みが根本的に判っていないために、ルールがあることも判っていないです。必然的に空中分解しますが、合理的な反省すら出来ないのでカイゼンの糸口すらつかめないままになります。
このような仕事の仕方には<アサーティブ>の概念が抜け落ちています。つまり<率直・誠実・対等・自己責任>のどれもがなく、コミュニケーションの断絶が起こっていて、人間尊重の精神から大きく離脱しているので、自分たちの責任にすることがありません。何事も周囲や環境のせいにします。
いかに立派な心意気であっても、「感情は行動にしなくもいい」のです。感情で行動してはいけないのです。
最適なフレームワークを使うこと、そのものに価値があるわけではありませんが、最適なフレームワークを使うことで感情的な行動をする習慣に歯止めをかけることには価値があります。