2015年9月7日月曜日

一志不退〜価値前提の経営

一志不退(いっしふたい)とは、志を立てたら、決してそこを引かない意味です。その場、その場の一時の欲望や他人の意見に惑わされることなく、志を忘れずに進むことです。

志とは、お金儲けとか有名になりたいとか結果のことではなく、在り方(BE)のことです。凛とした在り方は、道を開きます。つまり希望のあることが困難な状況でも突破する力になるのです。

反対に志がない場合は希望は絶望に変わりやすく、絶望は、早々と道を閉じます。



「組織は戦略に従う」と言います。経営戦略があって人材のマネジメントが必要になります。
人材をマネジメントする気もなく、採用すればどうにかなるという時代ではありません。


仕事の仕方に本来のあり方が問われていると同時に仕事の仕方に大幅な変化が求められています。政府は女性の活用を声高に叫び、ワークライフバランスにも熱心です。
このような動きはますます、消費者、働く人の価値観を変えています。複雑化する消費者動向と併せて、かってない速度で変化が起こっていて、その変化に迅速に対応できない会社は、沈むしかない状況です。

自分たちが本当は何を売っているのか、それが分からないと、成長のチャンスを逃すだけでなく、培った財産も失ってしまいます。また誰が本当の得意先なのか。それも巧妙に変化しています。なぜでしょう?知らず知らずに仲介役が主たる業務になっているからです。巷に氾濫するポイントカードが示しているように「シェア(共有)」という概念がビジネスの根幹になっているからです。ここで言えることは重要なのはポイントカードではなく「シェア」だということです。

シェアすることなく、自前で仕組みを構築している会社は、極端に少なくなっていて、強力なブランドを打つ立てているのは、羨望のまなざしで見られている会社しかないといっても過言ではありません。

そこに共通しているのは、圧倒的な顧客の支持で、感情を揺るがす体験があるということです。売っているものがなんであれ、実際には「感動」を売っているのです。「価値前提の経営」に徹していて「売るためにサービスを良くしましょう」という概念を木っ端微塵に打ち砕き、遠く彼方に追いやっています。

さらに電子マネーの普及は激しく、迅速で複雑化しています。これへの対応も、人、物、金、情報の点で中小企業では困難な状況にあります。

「組織は戦略に従う」人も戦略に従います。採用も同じく戦略に従います。

戦略の中心に据えるのは、

「価値前提の経営」です。
価値前提とは、どのような組織であるべきかという価値感を明確にしたうえで経営を行うことです。

その一方に「事実前提jの経営があります。価値や目的を明確にせずに、今ここの出来事にその場しのぎで対応したり、その時々の都合で対応したりするご都合主義の経営を「事実前提の経営」といいます。

「事実前提の経営」のもとで、販促を打っても、その場しのぎになり、会社を支えてくれる中核となるユーザ、つまりファンを多く集めることはできません。洗練された価値観に親しむ機会が多く、すでに慣れて価値観が変わってしまっているからです。

この状況を克服するには、「価値前提の経営」に切り替えることを避けて通れません。そこで働く人のあり方を変えることが急務なのです。大変そうに思えても、この対策こそが、競争優位に立つ絶対条件なのです。

「事実前提の経営」から「価値前提の経営」へ切り替えたくても、スローガンでは脱却できません。脱却できないから、ここで買う理由が顧客に見当たらないので、どこで買っても同じ、安ければいいという状態に追いやっています。この事実に照らして「事実前提の経営」が行われる限り、「価値前提の経営」に切り替わることはありません。

標榜しても「価値前提の経営」に脱却できないもどかしさに直面することは必至です。しかし、過去のやり方では、人を集めることさえ年々難しくなり負の循環に陥ることは明白です。

ITデバイスを当たり前のように使う世代は情報を入手するのも上手です。「価値前提の経営」をしていないと見透かされると寄ってこなくなるのは必至です。

価値観に共感し、ベクトルを合わせて感情的にならずに自己啓発してくれる人材でなければ、すでに見えている世界を乗り切り成長することは困難です。
これは業種の責任ではありません。マネジメントの仕方が極端に大きな差になるのです。差が生じるのは顧客の支持の違いによるもので、「在り方」の違いで生じるのです。コストではありません、「在り方」の違いで生じるのです。その違いがコストパフォーマンスの違いになり、コストパフォーマンスの悪さが絶対的コストの違いになります。

コストパフォーマンスの違いは、目標への目配りから生じます。そのひとつが「採用」にあります。

採用はすべての始まりですが、どのような人を採用するのか目標もなく応募してきた人に曖昧な質問に終始してかき集めていたとしたら、「祝い、分かち合う」に至るプロセスはコストパフォーマンスの悪いものになりますが、「事実前提の経営」していては気づくことさえできなくなります。それでは競争優位性は失われてしまうのは明白です。このようなテツを踏まないようにするには目標を持った「人材のマネジメント」が必要なのです。

昔がどうであれ、いまはそういう時代です、そうでなければ人を育てることも、収益をあげることも、人を集めることもできなくなります。


「人材のマネジメント」という意識を明確に持つこと、つまり人材にたいして目標を持つということです。目標があれば、どのように人を育成、開発するか、評価制度も必要になります。自然、報酬のあり方も改善が必要になります。それを効率よくマネジメントするサポートセンターの存在も重要です。

2015年7月16日木曜日

且緩々〜自分を変えるための最初の関門

且緩々(しゃかんかん)


には、「落ち着きなさい。慌てず、焦らず、ゆっくりと」というような意味があります。
弟子が師匠に矢継ぎ早に質問するので、師匠がたしなめる意味で使われた言葉です。

少しでも早く良い結果をだしたいと焦るのは心情として理解できますが、物事を早く片付けてしまおうと、つい気持ちが先走っていたずらに空回りしていることがあります。

冷静に考えると焦る必要もない場合が少なくありません。変わりたい、変わりたいと気持ちだけが先走り、思うような結果が出ないと諦めているといようなことはありませんか?

そんなとき「且緩々」と呟いてみてください。まだ準備ができていないことに気がつけば、そのときがチャンスなのです。



【マイ・プロジェクトを始める前に】

誰にしても、自分を変える必要があっても、簡単にはできないのものです。

もし何らかの事情から、自分を変えたいと思ったときのために、自分を変えるのがなぜ難しいのか、どうすればいいのか、そのメカニズムを考えてみましょう。予め知っておくと役に立つと思います。

【自分を変えるための最初の関門】
 落ち着かない気分は、心地のよいものではありません。
心が乱れるのは自分の内側か自分の外側の世界に何か問題があるからです。

こういう場合には対策が必要ですが、人間にはできることとできないことがあります。

自分自身のことは自分にできても、自分の外側、つまり他者、状況などは自分にはできません。

変化を嫌う人は、他者、状況を変えようとします。また変わる必要が解っていても、Yes,But,If……..「その通り、しかし、もし」からなる構文、つまり「なるほど、その通りです。でも○○○○○なので、それは出来ないですね。もし、状況が変わればやりたいですが」というようにを使って否定します。変化を嫌うからです。

 それにしてもなぜ変わりたくないのでしょう?
人に頼ったり、弱さを見せると嫌な顔をされる環境で育ったことに原因があるのかも知れません。そのような人にとって最も都合がいいのは状況が変わってくれることです。状況をコントロールしようとします。しかし状況を変えることは誰にとっても無理な相談です。むしろ状況をコントロールしょうとするほど状態は悪くなるものです。

【PDCAの習慣こそ変化を怖れない体質】

状況のコントロールに熱心でいると、失敗はいつも恥であり恐怖でしかなく、解決の扉というもうひとつの側面であることに気がつきません。これではPDCAを使う機会を放棄しているのと同じです。

逆に<自分を変える>ことに集中していると、自然にPDCAを使わざるを得なくなります。行動した後に何が起こったかを見て、どこに間違いがあったか、どこを直せばいいのか、その結果を再度実行してみる。あきらめない限り失敗はなく、やがて成功にたどり着きます。

PDCAの習慣こそ変化を怖れない体質の第一歩です。

【引き裂かれた意識がストレスになる】

こうした考え方も状況を変えることしか頭にないと「そんなにうまくいくはずがない」と否定的になります。

いつも考えてばかりの習慣が身についていて行動しないから解らなくなってしまいます。いつも考えてばかりいるのは、弱さがバレルのが極端にイヤだからです。

人間は相反する思考あるいは感情を持っていると、引き裂かれた状態と同じで身動きできなくなります。

「何かがおかしい」と感じるとき、実際に「何かがおかしい」ものです。

その認識が変化を起こす最初の段階ですが、やがて本能的に次の段階に進み「問題など存在しない」という否認の段階に進んでしまうとそこで行き止りになります。

鈍い人はそこで止まってしまうものですが、敏感な人は「おかしい」「おかしくない」の相反する認識が交互に現れてストレスになります。

【潜在意識という危険】

自己否定感が強いと、不快感を手離したいので、第二段階の認識を意識しようとせず切り離そうとしますが、潜在意識に潜り込みストレスになってしまうのです。

潜在意識のほとんどは、顕在意識を妨害するものなのです。

 自分を変えるためには、第二段階の認識をすることです。そしてPDCAを回すのが良いのです。いまこの瞬間に集中するようにするといい。
もちろん大変ですが、<時間管理(タイムハック)>つまり集中する時間を正しく使えば集中の効果を得ることが可能になります。




 自分を変えるためのスタートの機会になるのは、安心感を保つことができる適切な対策を見つけることに限ります。それが最上の策です。ほとんどの人はそれまで、怖くて自分を変えることはできないものですが、簡単に発見できるものではありません。

自分に合った効果的な方法を発見することが必要なのです。
その発見は何度もPDCAを回してみないとできないものです。


変化を起こす上で避けて通れない必要なスキルなので、手脚のようになるまで習慣化すると宝物になります。

それでは自分を変える7つのステップをご案内していきましょう。


2015年6月18日木曜日

本来無一物/リーダーシップとは?


本来無一物


ほんらいむいちもつ

人間は本来、裸でなにひとつ持たずに生まれたことです。だから執着するものがないのが
本来の姿だという意味です。この禅語は、家族や生活を守るために職を失うわけにはいきませんが、もしそうなったとしたらそのとき考えればいいということを諭しています。失敗を恐れていたらなにもできない。挑戦する心が大事だというわけです。これはリーダーシップに通じる、そのものなのです。いろいろ道具があっても、挑戦する心がなければ役に立つことはありません。世の中に失敗はない。諦めたときが失敗なのです。本来無一物が自分の姿だと忘れずに思う存分、力を発揮してください。


そもそもマネジメントやマーケティングがあって起業することはありません。これらは目的達成を最適化するツールです。

リーダーシップは、目的を達成する力そのものです。

高い志を忘れない
情熱を忘れない
信頼を忘れない
プラス志向を忘れない
挑戦を忘れない
行動を忘れない
覚悟を忘れない

これらの態度から優れたマネジメントが生まれ、真摯なマーケティングが生まれます。

マネジメントはどんなに柔軟で優れたものでも、うまくいってると過大評価が起こるので
いつしか官僚的で、慣行化しやすい性質を持っているものですが、そうしないのはリーダーシップです。

つまり変化を厭わない力を持ったリーダーシップです。

常に最悪の状態を予測、想定して、準備をしていればそうはならないからです。



リーダーシップは、組織に芽生える惰性を絶ち、メンバーの行動のあり方が変容するようにモチベーションアップし、企業に新しい文化や習慣をもたらすエネルギーそのものなのです。それを習慣化する態度、行動が先に掲げたものです。

これらの態度、行動ができない場合、変革時ではリーダーシップ不足が起こります。すると推進力に欠け、難局を乗り切るパワーを手にすることはできなくなります。






2015年6月3日水曜日

諸行無常〜すべてを受け入れてPDCAを回す

諸行無常(しょぎょうむじょう)

諸行無常〜この世のありとあらゆるものは常に移ろいでいます。一瞬たりとも留まっていることはありません。私たちは変化のなかに変化とともに生きています。それを受け入れることができないのが人間というものです。すべてを受け入れるようになるには、素直に生きるしかありません。

坂道を登っていきます。道は曲がりくねっていても、いまここに集中していれば、曲がっているとは思いません。犬は与えられた環境を受けいれて、ひたすら登っていくだけですが、人間は曲がっている、下っている、上っているとアレコレ考えて、ツラい、厳しい、疲れると考えてしまいます。

PDCAとは、あれこれ策を用いるように思えますが、そう思うのもフォーカスの仕方であって、逆に変化とともに生きていると考えれば、変化させるのは自然なことではないでしょうか?ひらすら一本の道を道なりに黙々と歩いている犬のように思えばPDCAはごく自然な行為だと言えるのです。





PDCAは子どもでも使っています。それを大学も出て社会経験豊富な管理者が難しいというのはなぜでしょう。

やったりやらなかったり習慣がないのが問題なのです。PDCAは時系列でやらないと効果がありません。

管理者であれば忙しいのが当然です。あれもこれも課題も多岐に及ぶので習慣化するのが難しいだけです。

解決策は簡単です。PDCAを考えて報告する担当者を任命すればいいのです。
管理者育成と同時にPDCAを回す時間の両方が確保できるのはもちろん目標をシェアできます。
間違ったやり方をコツコツとやり続けないでください。見せかけのやる気が充満していると間違ったやり方をコツコツとやり続けていることが見えなくなります。

成功と失敗には、その違いをもたらす違いがあることを忘れず「違い」を実行することです。PDCAはそのゴールデンルールです。

PDCAを回しやすい単位があります。
業務内容によりますので一概に決めつけはできませんが、ほとんどの場合、現場では1週間を最重要な単位としますが、1日が達成できない状態で1週間は達成できるはずがないので、時間単位と1日に重きを置きます。可能な限りコンパクトにします。

1週間を最重要な目標としているのは、天候その他自分たちの手ではどうにもならない問題が生じるからです。日々の凸凹を1週間単位で調整するのです。過不足は小さいほど調整しやすいからです。

後方の支援チームも同じですが、1週間に重きを置きます。こちらもコンパクトなほどマネジメントしやすいのは言うまでもありません。注意すべきは、指示命令が強すぎると現場は指示待ち集団になるので、自律できるように
育てる配慮が必要です。

予測を立て、危機に注目しますが、
「このまま行くとどこに問題がでそうか」
「問題が起こるとどうなるか」
「起こる可能性は?」
「避けるにはどうすればいいのか」
といったネガティブな面に注目するように、PDCA分析シートで、現場に対策と準備させるようにします。

感情的に叱ることは避けましょう。大事なことは「自律型マネジメント」を築き「全員経営」に導くことです。

それにはプロセスに関心を持ってあげることが大切です。結果を見て褒めるのでは、結果さえ良ければ誰でも良いというメッセージを送ってしまいます。結果とは行動の結果なので、行動という名のプロセスに目を向け、結果が芳しくなくても行動(プロセス)が間違っていないのなら褒めてあげるようにします。行動(プロセス)を褒めてあげる行為はその個人に注目しているからできることなので、信頼関係の礎になります。



PDCAは人生哲学になっていくという意味がお分かりいただけると思います。


2015年5月30日土曜日

歩歩是道場〜PDCA分析&対策プランニングシートの使い方




歩歩是道場


「歩歩是道場(ほぼこれどうじょう)」という禅語があります。どこにいても道場、なにをしていても修行という意味です。どこにいても、なにをしていても、始まりがあり、プロセスがあり、結果があります。それが道場になり、修行になるのは、反省があるからです。
反省とは謝罪ではありません。結果に学ぶことです。結果に学ぶとは学びの入り口が結果であり、学んでいくとプロセスのなかに学びの宝庫があることに気づきます。



PDCA分析&対策プランニングシートの使い方

PDCAに苦慮している人に「PDCA分析&対策プランニングシート」は大変喜ばれます。PDCAを気にしていない人に見せても猫に小判の表情なのは残念です。PDCAを気にしていない人とは「やる気がある」と言葉にしても実際には「やる気のない人」です。「やる気のない人」とは、やりたい気持ちはあっても行動がついていかない人という意味です。

つまりP(Plan)はあるけど、D(Do)→C(Check)→A(Action) をしない人です。P(Plan)は「やりたい」という絵に描いた餅ではなく、食べられる餅の作り方を具体的にしたものです。食べられる餅の作り方を具体的にしたものが「PDCA分析&対策プランニングシート」です。

だから本気で食べようとしている人には「PDCA分析&対策プランニングシート」には喜ばれます。このシート一枚を説明もなく見せただけで、請求もしていないのに100万円を「安いものです」と言って支払ってくださった方もいました。見ただけですんなり理解ができたのは日頃から考えていらっしゃったことが腑に落ちたからです。


PDCA がうまく回せないのは、「PDCA分析&対策プランニングシート」に挙げた点がP(Plan)に織り込まれていないからです。つまりP(Plan)ができないのに、D(Do)→C(Check)→A(Action) ができるはずがないからです。良いP(Plan)を策定するにはキャリアが必要と言われるのはこのためです。ですから読み書きができて素直で謙虚であれば誰でも優れた計画策定ができて、優れた結果が出せます。

「P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action) は難しい」という人は、P(Plan)を作るコツが分かっていない人です。

P(Plan)を作るコツがここにご用意している「PDCA分析&対策プランニングシート」です。計画するのも、分析するのも、対策するのも、この一枚でできます。

精度の高いP(Plan)が作れないのも、PDCA がうまく回せないのも、対象課題だけが、P(Plan)になっているからです。
P(Plan)には、「PDCA分析&対策プランニングシート」にある対象課題以外のことが織り込まれていないとP(Plan)にはならないのです。

もっともひどい、P(Plan)の例は対象課題だけが分かっていて、あとは「死に物狂いでがんばります。エイ・エイ・オー!」と感情的に気合いを入れているケースです。このようなことを未だに平気でやっているマネジャーがいます。

このタイプの人は成長しません。いくら繰り返しても反省が織り込まれないからです。反省のことが、C(Check)→A(Action)なのです。

反省とは、謝罪することではありません。反省とは結果から学ぶことです。C(Check)→A(Action)のことが結果から学ぶことです。結果は終わったことなので「どう仕様もない」ことですが、P(Plan=計画)は結果から反省をして策定した「仕様書」なのです。「どう仕様もある」ことに変わったのです。

考えてみてください。毎日の小さな目標が達成できない人が大きなプロジェクトの計画が策定できると思いますか?
毎日の小さな目標を達成するには、精度の高い「PDCA分析&対策プランニングシート」がつまり効果的なP(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action) が毎日できなければ無理なのです。

毎日「対象課題」だけがあって、以外のことは気にしていない計画だけがあり反省がない日々を過ごしている人。あるいは気にしても曖昧または感情的という人では、何度失敗を繰り返しても失敗を成功の母にすることはできません。やる気があっても素直で謙虚な人でなければPDCA をうまく回せないのです。やる気とは素直で謙虚であることなのです。

失敗だけではありません。うまくいったときの結果にも学ぶようにします。運だけでうまくいった場合もあります。それを実力と思わないようにするには、結果にかかわらず謙虚に向き合う習慣が必要です。いずれにしても「結果から学ぶ」習慣がとっても大切なのです。

ところが結果から学べない人がいます。結果を受け入れられない人です。運が良くてうまくいっただけなのに、自分の力のせいだと解釈して有頂天になり、悪い結果の場合には、他人のせい、環境のせい、状況のせいにして不機嫌になる感情的な人たちです。この種の人は結果から学べない主体的でない人です。感情に支配されているので結果(現実)から学べないのです。

現実を等身大でみることを怖がっている人です。自分のせいだと考えると怖くなるので現実が見られない人です。このような個人的な問題を仕事の場に持ち込むことはセオリー違反です。しかしこの種の問題も「PDCA分析&対策プランニングシート」は解決します。P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)には自分を育てなおす力があるからです。

すべてのチャレンジのマネジメントがPDCAです。P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)は毎日繰り返されます。つまり経験を通して「自分の哲学」「自分の在り方」「自分の人生」を創ってくれるのです。
なぜうまくいったのか?なぜうまくいかなかったのか?の両方を常に分析、対策する習慣が未来の自分、未来の会社を創っているのです。


PDCA分析&対策プランニングシート


対象課題
何をいつまでにどうしたいのか

問題領域
どこが危険なのか

予想される問題
問題領域にどんな問題が起こりそうか
発生確率はどの程度か

問題発生による影響
どんな影響があるのか
影響はどの程度か

原因の想定
何故、そんな問題が起きるのか

予防対策
問題が起こらないようにするにはどうすればよいのか

問題発生時の対策
もし、問題発生時はどうしたらいいのか
影響を最小限にする対策は考えられるか

最終実施計画の策定
予防対策と発生時対策をスケジュールのなかにどう織り込むのか

PDCA分析&対策プランニングシート ここをクリック



2015年5月28日木曜日

一行三昧〜PDCAの達人











一行三昧

とは、枯木再び花を生ずの意味。すでに終わったと思うことでも使い方で花を咲かせます。PDCAとはまさしくリサイクルの概念とそっくりです。



PDCAが回せるか、どうかは、まずP(Plan)がしっかり組めるかどうかにかかっています。

キャリアがあると、過去に思わね失敗を体験することで、起こりうるリスクを予測して対策を組み込んだ上で計画できます。

これよって精度の高い計画が組めるとともに、抜かりのない準備ができます。

誠実な態度が発揮できるようになり、信頼されるようになります。

つまりP(Plan)とは、逆算で成り立っています逆算しないと有効な計画は作れないのです。

目標は、数値とともに、「さあ、目標達成に向けてがんばりましょう」とスローガン的になりやすいですが、スローガンはできていないからスローガンになるしかない性格のものです。

しかしP(Plan)、計画は、具体的な手順です。手順とは作業レベルさらに動作レベルにまでコンパクトにします。

コンパクトとは、簡単にすることです。
大きな目標も、細かい計画にすることで、簡単になります。

ただし、1ヶ月で100個販売するということは、1日にしたら3個ですよ。簡単でしょう?」というロジックはその通りですが、ほとんど感情レベルの気休めの話で、うまくいきません。どうしてでしょう?「簡単だから頑張れよ」で終わりになるからです。理屈はそうでも、1日3個をどのようにして販売するのか、具体的にしないとできないのです。

むしろ簡単にしてしまうので、簡単すぎて記憶できなくなって気持ちが入らないというデメリットになりやすいのです。

それなら「月に100個か、それを1日でやるには、どうしたらできるのか?」と真剣に向き合った方ができてしまうのです。

人間は記憶できないことは行動できません。

P(Plan)→D(Do)というように実行に移らないP(Plan)は計画にはならないのです。

そこで逆算する方法ですが、それはこちらのリスク対策をご覧ください。

ここをクリック












2015年5月26日火曜日

閑古錐〜「指示命令型マネジメント」と「自律型マネジメント」











閑古錐(かんこすい)
とは、古びて先が丸くなり、使われなくなった錐(きり)のこと、先の尖った錐は使い勝手もいいけれど人を傷つける可能性があります。反して先の丸い錐は役に立ちそうにもないですが、傷つける可能性も低くなります。

人間も同じことが言えます。若い世代に任せますが、困ったとき、トラブルが生じたときには閑古錐の出番です。まさしく
「自律型マネジメント」に通じる禅語です。


なぜ、キャリアのある人がない人より高給なのでしょう。

長く勤めているから?

給料は存在給ではありません。通勤給でもありません。
託された仕事を達成するからです。

誰もが知っていることですが、キャリアのある人がない人より高給なのは、実はPDCAをうまく回せるからですね。つまりマネジメントができるということです。

ですからキャリアのない人が、PDCAをうまく回せなくても仕方がないのです。

どのような障害が起こるか、十分に予測できないので、P(PLAN)が絵に描いた餅になりやすいのです。だから障害が起こる確率が高くなり、しかも対処する方法も抜けが多いので、途中で挫折しやすいのです。

「指示命令型マネジメント」の欠点は、キャリアを重ねても、絵に描いた餅を繰り返しやっているただけになるので、キャリアにならないことです。これだと人が育ってこないのです。

「失敗は成功の母」というように、考える習慣であるPDCAを日常のことにしていたら、必ず人は育つものです。ところが指示命令型マネジメントに終始していると、管理者のひとりよがりのカタルシスにはなっても、人をダメにしてしまうのです。

日本社会は語彙の豊富な人を賢い人と捉える傾向がありますが、人を人材と呼ぼうが人財と呼ぼうが、言葉遊びのようなことはどうでもよく、重要なことは、重要なことは、日夜努力して、PDCAを回せる人に育てることです。その成果がリーダーシップの発揮できる人に育つことになります。これは本人には家族を幸福にするリーダーシップとして役立つ財産になり、会社には全員経営の礎になってもらえる恩恵があります。

まだ本人にキャリアがなくPDCAをうまく回せない状態の場合、「指示命令型マネジメント」が必要です。ですがプロセスで、本人の状態を見極め、ゆるやかに「自律型マネジメント」に切り替えていくようにしましょう。

「指示命令型マネジメント」が有効なのは、全体に在り方(文化)つまり<Be>を浸透させる段階の時です。

民主的にという人もいますが、価値観が定まっていないチームに、民主的な運営を導入すれば、ダッチロール状態に陥ります。

「指示命令型マネジメント」を通じて「在り方」を徹底的に浸透させ、「在り方」が浸透したと思えば「自律型マネジメント」に切り替え、考えさせ、考える習慣を身につけさせます。考えるときの基準が「在り方」なのです。

「在り方」は経営理念と同じようなものですが、美辞麗句ではなく、現実的なポリシーです。社会に於ける存在意義と言っていいでしょう。言い換えれば「差別化戦略」になります。

たとえば「安く売ること」が差別化の要因のひとつであっても、そこに社会に於ける存在意義でとなる「在り方」が加わることで、オンリーワンの道筋が見えるようになります。

さて、PDCA,つまりマネジメントをうまく回せるようになるには、どうすればいいのでしょう。説明していきます。