2012年11月4日日曜日

風吹不動天辺月/成長のニーズと貢献のニーズはリーダーに欠かせない感情




成長のニーズと貢献のニーズ。この2つの感情はリーダーに欠かせません。2つの感情は「 アイデンティティの世界」への入口です。

アイデンティティが変わり、アイデンティティにふさわしい行動が積み重なって行くと、本当にそのようになっていきます。というのも、もうすでにアイデンティティは現実に自分のものになっているからです。

猫でも、自分が虎だと思い込んで生きていると虎になります。孫正義氏は未来に投資している。ビジョンが現実になると思い込んでいる。行動した段階でビジョンは実現しているのです。

アイデンティティにふさわし選択をすると行動が変わる。行動が変わるから結果が変わるのです。
思い出してください。結果に至るプロセスは次のようになっています。結果が変わるのは行動が変わるからです。しかしほとんどの人は行動を変えることができません。 無意識の選択の基準つまり人生シナリオに支配されているからです。

無意識の選択の基準(シナリオ)▶選択が変わる▶行動が変わる▶結果が変わる

無意識の選択の基準を変えると必然で、その後のプロセスが変わります。変われば変わります。

リーダーは目的と役割の世界に生きています。あなたがリーダーの仲間入りすれば目的と役割の世界に生きていきます。もうフォロワーのように楽とか簡単とかで選択しなくなります。もし楽とか簡単とかで選択すればフォロワーに逆戻りします。それをあなたは許さなくなるでしょう。そうすると目的と役割の世界に生きたいと思います。

たとえば管理職になった人は、ずっと管理職でいたいと思います。平社員になりたいと思う事は稀です。なぜでしょう?管理職になることで、感情のニーズが変わるからです。

  • 成長のニーズ
  • 貢献のニーズ
  • 自由のニーズ
  • 自分様のニーズ
  • 愛のニーズ
  • 安全のニーズ

問題は管理職になることで、感情のニーズが変わったとしても、成長のニーズと愛のニーズが優先順位でトップ、2番目にあるとしたら、リーダーとしては不足があります。真のリーダーになるには成長のニーズと貢献のニーズが1、2位に揃っている必要があります。

自分の自然な感情を変えることが出来るのかと不思議に思うかも知れません。でもなりたい自分、つまりアイデンティティが決まって意識すれば変える事ができます。なぜなら現在の優先させる感情は人生シナリオから生まれた無意識の選択の基準にふさわしい感情のニーズだからです。これを変えない限り人生シナリオは永遠に変えることができないのです。

自分の感情の優先順位を整理して、自分のポジションを定めることが重要なのです。それを曖昧にすると、ずっと曖昧な管理者のままです。肩書きは管理者(マネジャー)であってもリーダーにはなれません。

リーダーでないマネジャーなのです。あるいはリーダーのふりをしたワーカーなのです。
そういう人は少なくありません。その証拠に書店には売れる簡単な本が中心です。リーダー向けの本は売れないから置かないのです。リーダーは少ないからです。

渡邊美樹氏は難解なコトラーの本を100回以上読んだといいます。読んでも読んでも分からないからです。そうして類希なリーダーになりました。リーダー向けの本は売れません。ほとんどはフォロワーだから簡単な本ばかりが売れるのです。
楽とか簡単で幸福な人生は得られません。困難があっても乗り越える大人が増えたら日本はもっと良い国になることでしょう。

人生は選択の連続です。なりたいあなたにふさわしい選択をしないでいたら、なりたいあなたにはなれません。孫正義氏の選択とあなたの選択が違うから、現在があるのです。

プログラムがまるで違うのは、選択の違いの連続の結果なのです。このシンプルな違いに妙な解釈を混ぜずに素朴に考えてみてください。どうしたらいいのか分かるはずです、そのヒントを禅の言葉「風吹不動天辺月」にこめてお伝えさせていただきました。


禅の言葉「風吹不動天辺月」・・・「かぜふけどもどうぜずてんぺんのつき」と読みます。どんなに風が吹いても月は雲のように流されることはないという意味です。つまり「これは自分が選んだ道、誰が何と言おうと、この道を行く」そのように自身で決めた瞬間に、人生は一瞬にして変わり、天職になります。命を守る生き方から命を使う生き方に変わるのです。つまり使命ができ、使命の道が開きます。




風吹不動天辺月/6つの価値観



リーダーの資質は、どのようにして身につくのでしょうか?

ほとんどの人は【 いまより良くしたい世界】にいます。あるいは【 いまより良くしたい世界】から出発して、7つの世界のいずれかにいますが、能力アップの世界で留まっています。

この先の「越えられない世界」「アイデンティティの世界」に進むには、なによりまず「謙虚」にならないと進めません。謙虚にならないと正しいと思い込んでいることを変えることはできず、シナリオ、プログラムを書き直すことができないからです。孫正義氏とあなたのプログラムには決定的な違いがあるからです。

もっとも違うのは、孫氏がチャンスと考えることが、あなたにはリスクになる点です。 「無意識の選択の基準(シナリオ)」の点が決定的に違うのです。つまり未来を変えるには、次のステップの 無意識の選択の基準( シナリオ)」を変える必要があります。

「無意識の選択の基準(シナリオ)▶選択が変わる▶行動が変わる▶結果が変わる」

無意識の選択の基準 とはなんでしょうか?
人生シナリオにふさわしい選択基準です。先に言ったように人生シナリオは五感を通して入り込んだものです。感覚で作成されたもので、論理的なストーリーがあるわけではありません。
アルコール依存症者とお酒が好きな人の違いは、アルコール依存症者の目的がお酒や料理を楽しむことにあるのではなく、「酔っぱらいたい」ことにある点です。お酒が好きな人はお酒や料理、雰囲気を楽しむことにあります。結果がその目的を明確に語っています。

サッカー選手になりたい人は、必ずしもサッカーが好きな訳でなく、陶酔感が目的である場合が少なくありません。サッカー選手として挫折した場合には、人目につくようなことで紛らわすことで本来の目的を果たすことができます。

つまり、自分がこうなりたい感情を満たすために目標があるのです。こうなりたい感情とは価値観に他なりません。価値観を大別すると次の6つに分類できます。



6つの価値観

  • 6つの価値観とは感情のニーズである
  • 無意識に機能している
  • 人生で迷ったときに6つの価値観が選択基準になっている
  • 決断に迷った時のために選択基準を決めておく

6つの価値観(感情のニーズ)

  • 成長のニーズ
  • 貢献のニーズ
  • 自由のニーズ
  • 自分様のニーズ
  • 愛のニーズ
  • 安全のニーズ


6つの感情を全部持っている人もいれば、ひとつしかない人もいます。複数ある人には優先順位があります。優先順位がはっきりしている人は迷いがありませんが、無意識であると自分をコントロールできません。つまり「信念がない」という状態ですが、無意識では信念があります。しかし自覚できないので透明化していて信念とは言い難い状態にあります。

【成長のニーズ】
学び成長し新しい世界観を楽しめる感情、 人に受け入れられたい感情

【貢献のニーズ】
ハッピーを運ぶことができてうれしい。
人の望みを叶えてあげる、世界や人々や未来が幸福になる、貢献したい、

【自由のニーズ】
ワクワク、ドキドキして楽しい。やったことのないことが好き 、未体験の事、ワクワク、情熱を感じる、対立する感情は安全

【自分様のニーズ】
自分らしく正しく評価されたい、 バカにされたくない、正義と力、やりたいことをやる 


【愛のニーズ】
ちやほや、心地よい、義理や家族を大切にして人に嫌われたくない感情

【安全のニーズ】
ストレスがなく、安心感、リラックスした気分


6つのニーズの内、成長のニーズ、貢献のニーズの2つはリーダーに不可欠の感情です。
それ以外の感情は、人間として基本的な生命を守るための感情です。その特長は人生を変えたくない、誰かが変えてくれるのを待っている点で際立っているフォロワーの感情と言えます。死なないことが目的になっていて、生活様式も命を守る手段となっています。

一方、リーダーの感情は、学び成長し新しい世界観を楽しみたい成長のニーズ。 人の望みを叶えてあげることがうれしく思える貢献のニーズ。この2つのニーズを優先順位の1番、2番に据えている点、大きな流れの中の一部として自分をとらえている点が特長的です。命よりも大事なものを見つける生き方をする点でフォロワーの感情とは一線を画していて、命を守る生き方から命を使う生き方、つまり使命に変わっています。

リーダーの資質が身につけるには、7つの世界を登り詰め、そのプロセスで6つの感情ニーズから成長のニーズ、貢献のニーズを希求するようになることです。

また選択で迷った時のために平穏なときに、優先順位を決めておくと迷うことなく適切な判断が下せるようになります。つまりなりたい自分のなれると言う意味です。



2012年11月3日土曜日

風吹不動天辺月/使命の道へ続く7つの世界




禅の言葉「風吹不動天辺月」・・・「かぜふけどもどうぜずてんぺんのつき」と読みます。どんなに風が吹いても月は雲のように流されることはないという意味です。つまり「これは自分が選んだ道、誰が何と言おうと、この道を行く」そのように自身で決めた瞬間に、人生は一瞬にして変わり、天職になります。命を守る生き方から命を使う生き方に変わるのです。つまり使命ができ、使命の道が開きます。使命の道が開くと7つの世界を駆け抜ける扉が開き、遂にビジョンが現実になるのです。

ホスピタリティを考える上で、どうしてもホスピタリティが向かない人がいることを知っておきましょう。人はみんな幼いころから五感を通じて無意識に作った人生シナリオを持っています。人生シナリオにはクライマックスがあり、現実に迎えます。ネガティブ、ポジティブな傾向、方向性は人生シナリオの産物で、ネガティブな傾向はネガティブなクライマックスを迎える上で必要です。 ネガティブ、ポジティブな傾向は選択の基準になっています。つまり結果は、 選択の基準▶選択▶行動▶結果ですから、結果を変えるには選択の基準を変えないと変えることができません。つまり人生シナリオを書き換えないと結果は変わりません。

意識的に書き直すには、7つの世界を越えなければ書き直せません。7つの世界には、次のような世界が順番にあります。


  • いまより良くしたい世界
  • 枠に守られている世界
  • 環境の世界
  • 行動の世界
  • 能力アップの世界
  • 越えられない世界
  • アイデンティティの世界(常識の通用しない世界)


【 いまより良くしたい世界】
ほとんどの人は、いまより良くしたいと思いながら暮らしています。その基礎にあるのは無意識です。無意識ですから無意識の意識に気づきません。
未来を変えるには、どうしたらいいのでしょう?結果は行動の結果です。行動は選択の結果であり、選択は選択の基準の結果です、つまり選択の基準を変えない限り、結果は変わりませんが、選択の基準こそ自分らしさでもあり、人によってはそれを自慢している有り様です。こういう人はここで終わりです。一生、いまより良くしたいと思うだけで何も変わらず終わっていきます。

 無意識の選択の基準(シナリオ)▶選択が変わる▶行動が変わる▶結果が変わる

たとえば孫正義とあなたはなにが違うのでしょう。現在の状態(結果)が違うのは、やはり選択の基準の違いの積み重ねなのです。つまりプログラムが悪いのです。孫正義のプログラムとあなたのプログラムは違うのですから、自分のプログラムを書き直せばいいのです。

無意識の選択の基準 とはなにか?自分がこうなりたい感情の優先順位なのです。たとえば「酔っぱらいたい」感情は▶アルコール中毒に、「サッカー選手の陶酔感」を味わいたい人は▶サッカー選手に、しかし挫折するので、一目につくことで紛らわせるようになり、高級車、派手なファッション、言動で目立ちたいと思います。つまり「感情」がプログラムと密接に連動しています。このことは人生の取り扱い方に重大な影響を及ぼしています。ほとんどの人は目標、特に会社などでは数値目標を問題にしますが、モチベーションを高めるには味わいたい感情を含んだ目標設定しないとモチベーションが高くならない事を意味しています。「目標を達成してやったという気持ちを味わいたい」というようにです。しかし感情を含んだ目標設定をしたからといって自由に能力を発揮できることはありません。次の世界が待ち受けているからです。



【 枠に守られている世界】
枠に守られている世界とは、ここから出てはいけないというフェンスに守られた安全な世界です。枠とは「育った環境」であり、禁止令によって決まっています。禁止令は親など保護者が直接、間接的に下した厳格な命令です。ほとんどの人はもともと自由な子どもの精神を持っていますが、成長の度合いに関係なく、禁止令が働くので二重の要求に挟まれて窮屈に感じますが、慣れ親しんだ枠から脱出できずにストレスを感じます。なぜなら自分には能力がないと思い込んでいるからです。



【環境の世界】
環境の世界とは、環境によって身につけた方向性、ポジティブorネガティブな気性のことです。これは人生シナリオを反映したもので、人生シナリオを完成させるために必要な思考パターン、行動パターンで、選択の基準に影響を与えているものです。人生シナリオは育って来た環境のなかで五感を通じて入りこんだもので、意識的に書き換えない限り無意識に選択の基準を繰り返し採用し強化し続けていきます。年を重ねるほど傾向は強まります。しかしポジティブだから全部がうまくいくというわけではなく、ネガティブだから全部うまくいかないというわけでもありません。ポジティブであることは人生の困難を含めて人生全般の助けになることは間違いありませんが、環境の世界より上位の世界があることからも分かるように答えになるわけではありません。環境の世界に留まっていると人のせい、場所のせい、時間のせい、 環境のせいなどにして、一生、 言い訳の世界にいることになります。早く脱出したいものですが、無意識に支配されているので意識的な挑戦が必要です。



【行動の世界】
行動の世界とは、環境の世界に甘んじていることに不満を感じて一念発起、やる気を出して頑張る世界です。しかし現実が意欲をくじきます。頑張っても頑張っても成果が乏しいからです。
この経験は大変有意義なヒントをもたらします。仮に時給1000円だとして、いくつもの仕事をかけ持ちして8時間勤務を2件こなすと16時間に拡大し、一件8000円から倍増して16000円になります。さらに頑張って3件こなすと3倍になり24000円になります。
ところが寝ずに働いてもこれが限界です。 頑張っているだけではダメなのです。長者番付の人にランキングされている人も頑張っていますが、睡眠はとっています。この差はなんでしょう?この限界を突破するのが、 量の世界▶質の世界に変える努力です。 働く量ではなく、質の違いが重要なのです。つまり能力アップをしないと量の限界で終わってしまいます。

ただ働くだけでは効果が薄いと感じるには、量をこなすことです。そうすると質への転換が始まります。始まらないとしたら量がまだまだ不足しているか、能力に問題があるのです。






【能力アップの世界】
さて、いよいよ能力アップの世界です。このレベルから少しずつ自分に変化が起こり始めます。

なぜなら能力アップすれば人間関係の質が変わるからです。 出会う人の質が変わってきます。 その結果、生活の質が変わります。

能力アップには重大なポイントがあります。ひとつは質の世界に行くためにまず徹底して量をこなすことです。そうすると質に転嫁し始めます。但し量の限界にきたら質を意識することが重要です。

能力アップをすると世界が変わります。量をこなしていないのに、質を求めてもないものねだりでしかなくなります。能力アップに対して自分で投資するとリターンがあります。あるいはリターンが大きいのです。なぜなら自分に自分が投資すると受け取り力が高くなるので大きな効果があるのです。この傾向が暗示しているのはリスクをとれということです。
リスクをとっただけですでに能力アップしていると言えます。自立、自律、自主的に責任を自ら引き受けて取り組んでいるほど高い効果が得られます。自分の世界がフォロワーからリーダーの領域に変化しはじめている証拠です。



【 越えられない世界】 
能力アップの世界に進むことは、モチベーションが高いと誰でも進めますが、能力アップの世界を抜けようとすると、1%の人しか越えられない世界に突入します。 
なぜ1%しかいないのかと言うと、自分が正しいと思っている事が限界を作っているからです。正しくないことを正しいと思っていても限界があります。どこまでいっても正しいと思う事が間違いなのです。このために現状に留まってしまいます。ほとんどの人は「自分は努力している」と考え自己満足して、能力アップの世界に安住してしまいます。
しかし、そこには落とし穴があります。すべての正しさには前提があることに注意しましょう。 その世界では正しいだけで普遍的な正解ではないのです。正しさには限界があることを意味しています。

昔、世界のホームラン新記録を出した巨人軍の王選手には荒川コーチがいました。荒川コーチは現役時代、明らかに選手としては格下です。なのになぜコーチできるのでしょう?選手の「正しい」は「能力の限界」なのです。選手は自分のしていることは正しいと考えています。自分で疑問を持っても見えなくなります。これを「透明化」と言います。自分のことなので見えないのです。ビデオで見ても見えなません・・・なぜなら自分では正しいと思っているからです。自分が正しいと思っている事が間違っているのです。

そこでコーチが必要になります。コーチは主観と客観をミックスした目線で、正しいに潜んでいる間違いを見抜き、改善策を提案するのです。その結果、荒川コーチは「フラミンゴ打法」を編み出しました。王選手はそれを受け入れ、二人三脚の猛練習で「フラミンゴ打法」の完成をめざしました。

プレイヤーとコーチの関係はみんなそうです。見抜き、提案する。受け入れ、練習で完成を目指す。このプロセスのどれかにでも破綻があると、障害となってこの世界に留まるしかありません。現実にはコーチがついても自分が正しいと判断する人が多く感情が限界を低くしてしまう傾向にあります。ですからこの世界を越える人は1%しかいないのです。



【 アイデンティティの世界(常識の通用しない世界)】
次に待ち構えている世界が、 常識の通用しない世界です。パラダイムシフトが起こった後の世界です。つまり限界の外に出て、そこから見ることで、正しいと思い込んでいる常識が間違いだったと実感できる世界です。自分が正しいと思っていることをやり続けても成功しないことが理解できるのは、なし得て初めてできるのです。この世界はとんでもない世界です。

「アイデンティティの世界」とも言い、自分の人生は自分で変えるという強いポリシーに支えられています。たとえば「私は革命児だから、それにふさわしく革命を起こしている」「 自分は億万長者だから、それにふさわしい食事をしている」というように自分で決めつけたアイデンティティによって行動しているのです。

自分ができると思った時から、自分のアイデンティティが変わったのです。そこで自分の見える世界が変わるのです。アイデンティティが変わり、ふさわしいその通りに行動すると現実が変わってくれるのです。そのいい見本が孫正義氏です。彼は未来に投資しているのですが、ビジョンが現実になると思い込んでいるので、行動した段階で実現しているのです。それが彼には当たり前のことなのです。ふさわしい選択をすると行動が変わるので結果が変わるのです。

アイデンティティを変えたいと思っても一躍ここには到達しません。 越えられない世界を越えてこないとこれないのです。だからいくら紙に書いても望みは実現しません。紙に書く事で、この領域に登り詰めるステップを進んで来るようにするのです。組織にあってはリーダーの牽引で、全員をここに引っ張り上げる。そのためにはビジョンが必要です。それにふさわしいリーダーの資質を身につける必要もあります。





では次にどのようにすればリーダーの資質を身につけられるのか説明していきましょう。

2012年11月2日金曜日

結果自然成/謙虚さなしに自分を知ることさえできない




自分を知る」作業は、イメージ的に自分ひとりで行うものと思われがちですが、先にパラダイムシフト述べたようにほとんどの人が自分でパラダイムシフトは起こせないように自分ひとりではできないのです。なぜなら自分は正しいと思い込んでいるので自分を変えることができないのです。それを注意されても変えられません。他人のことは分かるが自分のことは分からないというように「透明化」が起こってしまうので、自分が見えなくなるのです。自分を注意深く客観的に見る人でも 自分では正しいと思い込んでいるので分からなくなります。

それを知っている人は自分を成長させるために、他人の知恵と疑問を持ち投げ込んでくれる人が必要不可欠だと認識しているので、謙虚にならざるを得ないのです。

個人はもちろん、リーダー、メンターも同じことで、組織にも言えます。そこで重要なのがリスクをとることです。リスクをとることが変革のチャンスです。なぜなら他者から学ばなければ身動きがとれなくなるからです。つまり目標以上を目指さないと目標にさえ到達できないことを意味しています。

分かりますか?ここに重大な人生の不思議があります。自分の潜在能力以下のことを思い描かないとしたら、それさえ達成できませんが、自分の潜在能力以上のことを思い描くと能力以上が達成できるのです。自分を過小評価して、夢や希望を小さくすると人生はみじめなものになるし、組織も同じです。

教わり、学ぶことは、すべてに役に立ちます。チャンスは自分の内側にあります。
チャンスはどこか遠く、別のところにあるのではなく、Be・・・つまり、自分の在り方のなかににあります。自分はいま現在より、より良く変われると自分を信頼し、自己否定しながらもっとよくなりたい、もっと強くなりたいと思い続け、行動すること、つまり「謙虚」さのなかに潜んでいます。謙虚でなければ他者の意見を傾聴できないからです。



チャンスははっきりした形で目に見えません。それを発見するかどうかは、自分の在り方次第なのです。本当の自分を知ることができれば可能性は具体的に見えるようになります。それを見るも見ないも自分次第なのです。可能性はすでに開かれていますが、ほとんどの人は見過ごしてしまいます。なぜだか分かりますか?本当に「謙虚」になれないからです。

むしろ真逆の態度で人生に臨んでしまいます。「横暴」「傲慢」があなたを支配しているからです。本当にはなにも分かっていないのに、分かったつもりでいるからです。 自分に正直になれないからです。分かっていないことに気がついていても、認めると自分が頼りない存在と思えてしまうからです。事実は逆です。認めないから頼りなく感じて、役に立たない鎧兜を身につけて防御するからです。

あなたは分からない本を読むことをやめ、心地よい分かる本を読みます。書店には売れない本は並ばず、売れる本だけが並んでいます。あなたが正直にならなくていい環境であなたは暮らしているのです。潜在能力以下で暮らせる環境があなたにとってどんな意味があるのでしょう?自分を知ることさえできないのです。

禅の言葉「結果自然成」・・・・けっかじねんになる・・・雲水達は365日、雨雪に関わらず修行を続けます。寝ていても心を磨きます。あなたが望んでいることにふさわしい努力をしたかどうか、どうでしょう。結果に執着している人は手にしている結果で判断します。酷い場合には何もしないうちに、自分で想像して結果を出し、それで判断します。これが傲慢でなくて何でしょう?

しかし成功者は違います。結果に目を向けず、いまするべきことに全身全霊で臨んでいます。 結果とはその人の努力で自然に生まれてくるついでのようなことなのです。 「結果自然成」 ・・・どんなことにおいても、血の出るような努力なしに、成功などあり得ないのです。



2012年11月1日木曜日

萬法一如/責任を引き受ける権利




一番最初に、Win-Winを実現する基礎として9つのアサーション権を説明しました。


これらを見ると、一般に組織人として働く場合、認められない態度です。それをあえて認めることを基礎的な権利として提案しているのは、すべての働く人を尊重するととも、お客様を尊重するからです。それは「私たち」の一員になるためであり、「誰でも責任を引き受ける権利」があるからです。この権利こそがアサーション権の集積です。

一般に責任を引き受けることを嫌いますが、問題は果たせる能力がないことであり、それを恐れます。その恐れから責任を引き受けることを嫌います。

この問題を解決する事が永続的なモチベーションを高めることになります。実際には責任を果たせる事こそ喜びであり、やりがい、生き甲斐になるものです。責任は誰かのためにあるのではなく、まず自分のためにあります。自分の責任を果たせないことは、自分の生き方そのものである人生を失うことに他なりません。人生を失うことは恐怖であり、恐怖から逃げることから様々な問題を引き起こします。それこそが「私たち」からの脱落に他なりません。

責任を引き受ける権利が履行できるように、次に点で自分がどのレベルにあるか10点満点で採点してみてください。
  • リスクをとる(目的・目標から逃げない。目標とは数値目標だけではない。)
  • チームの一員としてチームワークをする(自分のする事が分かっていてそれが果たせる)
  • 自律している(「私たち」であるために自分をコントロールできる)
  • アサーティブである(積極的・自主的である)
  • 人を中心にしている(数値中心ではない)
自分を知る事は自分と周囲の人々を導く価値観、つまり信念を育む上で欠かせません。価値観、信念を育むとは言行を一致させることであり、責任を果たせる事に他なりません。





2012年10月31日水曜日

一日不作 一日不食/私たち・・・・そこに人がいなければなにもない。



「一日不作 一日不食」とは、誰かのためにしてこそ社会は成り立つという意味です。 リーダーのコンセプトがどうしてもやり遂げたい「魂の叫び」であることに通じています。 違いを生み出す違いはここから生じています。自分ができることをせずに自分の希望ばかりを訴えるばかりでは、リーディングカンパニーとの差は開くばかりです。

格言に心を踊らせる人は少なくありません。しかし注意が必要です。自分の価値観を粉砕してしまう場合もあります。大切なのは自分の道を踏み外さないように標識にすることです。つまりいい言葉ではなく、自分の価値観をまとめるものにすることです。スローガンになりそうな言葉を選ぶのではなく、リーダーをめざすならメンターになるために引用するべきなのです。

必要なのは自分の文化、地図を作るための言葉なのです。自分の文化や地図は、関係を作りつながりを育てるもので、責任をともない、責任を引き受けるものです。つまり役職にある者だけでなく、アルバイト・パートタイマーのひとり残らず可能性を引き出し、私たちの関わる世界において最大級の貢献ができるようにするためです。



自分が何をする者かを知り、どこに向かうのかを知り、忘れずにそこに向かう旅をするために必要な文化と地図。それがリーダーシップのルールです。どのような言葉がふさわしいのか、それはここで語るものではなく、組織ごと、チームごとに膝を突き合わせ原理原則から導き出すものです。

それにしても大切なことは、「私」なく、「私たち」として認識されたものでないと、「私たち」の落とし込むものでないと意味はないのです。なぜならどのような物品、サービスを売っていたとしても、結局は人に対するものだからです。そこに人がいなければ何もないのです。つまり人が育てばビジネスは育ちます。ここでいう人とは「私」でも「あなた」でも「あの人」でもなくなく、「私たち」なのです。従業員でも、顧客でもなく、「私たち」なのです。お客様を人として大切にすれば、心のつながりができます。なにかをすれば思いやりが返ってきます。すべては「思いやり」なのです。

レジ係の前に立ち、その人がどのような動機で働き、なにを得ようとしているのか関心がありません。しかし、そのレジ係の人が自分をどのように扱おうとしているのかには、関心があり、そのときほとんどの関心はその一点に向けられます。「真実の瞬間」が起こる瞬間を迎えます。この瞬間にこそ「私たち」は明らかになります。ほとんどの人はこの真実から目をそむけます。

しかし、幸福な成功を望むなら、この真実を発見することがリーダーの役割で、そこに真実の価値観を投げこむことが仕事のはじまりなのなのです。そうすると、弱点を見つけ、成長し、導き、パラダイムシフトが起こせるようになります。そうして自分と組織の幸福な成功の可能性を見つけることができます。目標を達成する旅路を始めることができるようになります。それまでは旅の日程を考えることもできていないのが本当の姿なのです。



2012年10月30日火曜日

一日不作 一日不食 /違いを生み出す違いはここから生じる


幸福と成功を体現する人は、まず人間力の点で優れています。
これが一番目にあります。ライフスキルのことです。

次に、違うのが、プロセス(マイルストーンとPDCA)です。
その前提に目的・目標があるのは言うまでもありません。

目的を定め、実現するために具体的な目標を設定して、より分かりやすくするためにマイルストーンを設定して、そこで行程ごとにPDCAを実行する。

とても簡単なルールで、すぐにできることです。

そして後一つの違いが、因果関係です。言い換えるとシナジー効果です。
因果関係は誰にもどんなことにもありますが、テコとして活用できるポジティブな因果関係は、ネガティブな考え、行動に支配されている人には生まれません。認識の仕方がネガティブなので、全部がネガティブな相乗効果として、せっかくのリソースを食いつぶしてしまい不幸と失敗に導いてしまうのです。
この悲しい方向に進ませない役割をしているのが、すべての基礎である、人そのものである、あり方なのです。

どのような分野であれ、うまく行く人はそうでない人が知らないことを知っている。違いが生じる違いとは以上のたった3つだけなのです。

あなたとあなたの隣にいる人に、貧富の差があってとしても、現代の日本でリソースに極端な違いがあるのはほとんど稀です。なぜなら決定的にリソースに違いがあるもの同士は接触の機会がないからです。このことが、いつまでも認識の違いが埋まらない原因になっていることを忘れないでください。

分かりやすく言えば、英語を話すアメリカでは、こどもでも英語のパターンを認識していますが、日本の成人は認識していないので、話せない、書けないのです。そこで語学留学というようなこともあるのですが、それだって留学したものの成果は乏しいという事実があります。この違いを生んでいるのが、「Be~あり方」人間力の違いなのです。

人間力(Be~あり方)が違うから、英語のパターンつまり英語の原理原則を認識しょうとしないのでマスターできないのです。認識できていないことはできないのです。
赤信号を認識していないと、止まろうとしないのです。

人はどのようなときに、進むのか?どのようなときに止まるのか?
誰もが知っているパターンを無視して自分勝手に行動すると、事故になります。自分の行いが正しいと思い込んでいるから自分勝手な行動になるのです。ここでいう自分勝手とは、違いが生じる違いを無視した行動と言う意味です。しかし自分が透明化してしまっているので本人にはそれが分かりません。その分からないと分かるようにする力が人間力で、他者の目には「謙虚」と映ります。

成功するのも、失敗するのも、同じ理由からです。同じ理由だから間違いを起こすのです。この道理が分からないのが、 人間力(Be~あり方)の違いなのです。だからある会社では、 人間力(Be~あり方)のことになると知識・技術以上に熱くなるのです。それが風土として定着しています。こういう会社は強い。

これまでにお話したように、リーディングカンパニーになることは、とても重要です。お話したように、私たちの世界にはリーダーとフォロワーがいます。リーダーが道なき道を 切り拓く人なら、フォロワーは指示待ちです。リーダーが業界の先駆者なら、フォロワーは業界の動向を見てついていく企業、真似に終始する企業です。先にするから立派ということではなく、「違いが生じる違いを知って行動する謙虚」であることに重要があります。これこそが競争力だからです。

リーディングカンパニーは違いが生じる違いが、なによりビジネスの本質が「顧客にある」ことを知っています。お客様は、レジ係の人の関心が何にあるか興味はありませんが、自分をどのように扱うかについて特別強い興味を持っています。リーディングカンパニーは。なによりこの問題を知っていて、それについて自分が正しい行いをしているかどうかについて異常なほど謙虚に取り組んでいます。繰り返しますが「謙虚」とは透明化に惑わされないようにしてパラダイムシフトを起こし続けていることです。

それを具現化するために、羅針盤つまりコンセプトを明確にします。ここにもリーダーとフォロワーの違いは明確です。コンセプトはどこにもありますが、リーダーのコンセプトがどうしてもやり遂げたい「魂の叫び」ですが、フォロワーのコンセプトは物真似の域を出ません。「他社がしているからウチもやる」でしかないのです。

ともかく、ここではパラダイムシフトを起こし続ける謙虚さを具体化する羅針盤を提案しますまず「私たちはなにをする存在なのか」を明確にしましょう。

禅の言葉に「一日不作 一日不食」があります。「いちにちなさざれば、いちにちくらわず」「働かざるもの食うべからず」と解釈されがちですがそうではありません。やるべきことを放棄して支えられることしか考えないなら社会は成り立ちません。どんな小さなことでも、小さな一歩でもいから、自分にできることをやる。その姿に人は手を差し伸べるものです。

「一日不作 一日不食」とは、誰かのためにしてこそ社会は成り立つという意味なのです。 リーダーのコンセプトがどうしてもやり遂げたい「魂の叫び」であることに通じています。 違いを生み出す違いはここから生じています。自分ができることをせずに自分の希望ばかりを訴えるばかりでは、リーディングカンパニーとの差は開くばかりです。