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2014年10月2日木曜日

きゃっかしょうこ 未来は今この瞬間にあり



 脚下照顧(きゃっかしょうこ)、未来は今この瞬間と繋がっています。決して遠く先にポツンとあるものではありません。

リーダーシップとは未来を見つめて、北十字星を指さすことが出来る力ですが、いまこの瞬間とつなげてその地図を書き出す力のことです。 脚下照顧(きゃっかしょうこ)、脚下を照らし顧見ながら行き先を示せることがリーダーシップなのです。


リーダーシップが働いているマネジメントはこちらに事例をあげています。
                       (クリックしてみてください。)



社長の仕事としていますが、その意味はリーダーシップということです。


会社勤めをしていると、上司、上役、社長の批判は日常的。しかし、特に役についていなくても限界はあるものの「リーダーシップ」は発揮できます。

リーダーシップは「主体性」に他ならないからです。

主体的になにをしたいのか、その背景には<Be〜在り方>つまり<Why>の根源にある態度がなければ、主体性は発揮できません。

前回お話した<How>は<Do〜なにをするか>のための態度です。

在り方を度外視して自分が<リーダーシップ>と思うものを発揮した場合には、事態は複雑になり、混乱します。自身がよくなることもありませんが、実はこの間違いをやらかす人が少なくありません。




<Be〜在り方>が間違っているからです。そもそも自分がシステム(原理原則)として機能していないのです。

自分がシステムの一部だと知っていて、積極的にシステムの一部になることから、とんでもなく素敵なことが起ります。しかし「個性」という単語を間違って理解すると、それができなくなってしまいます。

この世は「違い」だらけです。どのように違いを創るか、それは真摯に考えることです。

個性とは、主体性のある違い。

主体性はいまこの瞬間の態度に宿っています。

















2012年10月25日木曜日

脚下照顧/自己効力感が未来を創る。




禅に「脚下照顧」 「きゃっかしょうこ」という言葉があります。つまり未来とはどこか遠くにあるのではなく、足下にあるいまここの延長に未来があるという意味です。未来には誰かが連れて行ってくれるわけではないし、自分の脚て一歩、一歩行くしかない事を示唆しています。

毎日、一歩ずつ歩くとは、毎日の歩き方で未来も変わるのです。自分の行動について肯定的に歩くこともできるし、否定的に歩くこともできます。当然、未来も変わります。

セルフエスティーム(self-esteem)は、自己肯定感のことで自尊心です。これに似た言葉に心理学用語「自己効力感(self-efficacy)」があります。


自己肯定感(セルフエスティーム)は、自分自身の価値に対する感覚を表現していますが心理学者アルバート・バンデューラ(カナダ)が提唱した自己効力感は、目標に到達する能力に対する自分の感覚を表現したものです。

自己遂行可能感」・・・つまり自分の目標達成能力についての有能感を表しています。
人がある行動を起こそうとする時、自分がどの程度うまく行動出来そうか、その程度の予測によって、その後の行動が予想に適応した形で起こります。

ある課題と向かい合った場合、自己効力感の高い人は、「自分にはここまでできる」と予測することで、「よし、やってみよう」とモチベーションが高まり、その後の行動に発展的につながり、その連鎖によって自己効力感が維持あるいは高まりが続きます。


この傾向を日常的に、楽観的、悲観的と呼んでいますが、楽観とは、物事について気にしない性格を言うのでなく、むしろ逆で、細心の注意によって必要なことを正しく計画、準備して、合理的な行動を重ねて行くという確かな裏付けに支えられた態度と言えます。

自己効力感は、主に次の4つの源泉によって形成されるといわれています。


1.達成体験
自分自身で行動によって、達成した体験のことです。
自己効力感を定着させるうえで、最も効果的といわれています。

2.代理経験
他者が達成している様子を観察して、想像をかきたて「自分にもできそうだ」と予測すること。
自分自身が直接、体験できる範囲は限られていますが、代理経験を使うことで仮想体験が可能になります。
代理経験で得られる自己効力感の影響は大きいと考えられています。身近なものでは「読書」から得られる情報によるバーチャル体験です。

3.言語的説得
達成の可能性を、言語で繰り返し説得すること。
しかし、言語的説得のみによる自己効力感は、容易に消失しやすいといわれています。
言語的説得はきっかけでしかないと割り切って、早期に達成体験によって自己効力感を定着させるのが効果的です。

4.生理的情緒的高揚
苦手だと感じていた場面で、動揺することなく落ち着いていたり、身体的な変化が起こらずにすることで、自己効力感が強められることを言います。
以上から言えることは、自己効力感は、小さな成功体験を繰り返して、蓄積することで高める一方、目標とするモデルを心理的に身近なところに見つけて成功を発見することで仮想体験的に、自己効力感を育てていくことができます。

簡易なものとしては読書もそのひとつです。自分自身にできるのは概ねここまでですが、代理経験を通じて、さらに自分の自己効力感を高めることができます。
この能力がリーダーシップに発展していきます。


周囲の誰かの自己効力感を高めたいと思い、言葉による説得を根気よく続けることによって相手だけでなく、自分の自己効力感が高まります。さらに相手がチャレンジする代理経験を通じて、自分のスキルも高まります。

自己効力感が高まると、自分から課題に取り組む意欲がみられるようになります。学習への意欲が高まるようになり、自律的な行動の変化が起こるようになります。すると新たな業務、異なる分野など、いままでと違った行動が求められる時に意欲的になります。

自己効力感が増大するに伴い、内発的な興味も育っていくようになります。新しいことに前向きに挑戦していくためには、スキルの根本に自己効力感の存在が必要だといえます。

実は業績に直結している自己効力感、育む方法は先にあげた4つの源泉にあります。日常業務に、どう落とし込むか、管理者の腕前が問われていますが、管理者もいきなり管理者になったわけではなく、
一歩、一歩歩んで来た結果として管理者になったのです。つまり「脚下照顧」の賜物なのです。


成果プロセス主義、目標管理の真のターゲットは、自己肯定感を育むことにあるとも言えますが、そこに焦点を充てているマネジャーの在り方次第です。